朝日小学生新聞
  • 毎日発行/8ページ
  • 月ぎめ2,100(税込み)

■「天声こども語」書き写しと要約で国語力アップ!■

朝小の水曜日、日曜日の1面に載っている「天声こども語」は、ニュースや季節の話題について、子ども向けにわかりやすく書いているコラムです。筆者は朝日新聞のベテラン記者、一色清さんと高橋真理子さん。お手本にできる文章なので、書き写したり音読したり、さまざまな活用ができます。(朝日学生新聞社 広報・教育メセナ部)
書き写し学習を体験する朝小読者の親子
書き写し学習を体験する朝小読者の親子=2018年3月、東京・築地の朝日新聞社

①書き写し学習
コラムをそのまま、ノートに書き写しましょう。書き写すだけで、字や言葉を覚え、文章の構造も身につきます。集中力がつき、書くスピードも速くなります。 書き写し学習

②わからない言葉の意味を調べる
新聞を読むときは、国語辞典をそばに置き、わからない言葉が出てきたら、すぐに調べるくせをつけましょう。

③タイトルをつける、要約をする
要約とは、文章の要点を短い文章にまとめることです。タイトルは、さらに短い言葉にすることです。タイトルづけや要約ができるということは、文章の内容をきちんと理解できているということ。続けていけば、長文読解も楽にできるようになるでしょう。このメールマガジンでは毎回、天声こども語の筆者が考えたタイトルを載せているので、自分がつけたタイトルと比べることができます。要約するときは、「5W1H」に注目して線を引きながら読むのがおすすめです。

①~③をすべて実践する必要はありません。まずは①から始め、高学年になったら②や③に進みましょう。週2回やろうとすると大変なので、最初は週1回、水曜か日曜のどちらか一つだけでもかまいません。

東京都内のある塾で4~6年生の生徒さん約40人に実践してもらったところ、書き写し学習を始めたころは平均32分かかっていたのが、約10か月の継続後、書くスピードが平均21分に短縮されました。また、8割以上の生徒さんは、書き写し学習によって「ニュースへの関心」「語彙力」「記述力」「集中力」の向上を実感したという結果が出ています。

朝日小学生新聞では、専用の書き写しノートも販売中。1冊で税込み216円。朝日新聞販売所(ASA)または、ウェブサイトからも注文できます(ただし送料がかかります) 
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活用ノート

 

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■天声こども語のタイトルを考えよう ■
朝日小学生新聞の1面に週2回(水曜日、日曜日)、掲載されている374字のコラムです。文章を読んでタイトルを考えることで、要約する力がきたえられます。新聞にはタイトルが掲載されていませんが、このメールマガジンでは、天声こども語の筆者が考えたタイトル例を掲載します。自分で考えたタイトルと比較してみてください。

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