朝日小学生新聞
  • 毎日発行/8ページ
  • 月ぎめ1,769(税込み)

■安浪京子先生が、中学受験への親の関わり方をQ&A形式で答える連載です■

Q.どれだけ勉強しても結果に結びつきません。

A.学校から帰ってきても一切遊びに行かず、ずっと勉強をしているのに全然点数に反映されない……、非常に多い相談です。

相応に勉強しているのに点数が上がらないのは、ひとえに「勉強の仕方が間違っているから」です。これはお子さんを責めているわけではなく、どのように勉強すれば良いかを教えてもらう機会がない、という事に尽きます。

一番多いのが「眺めて写して終わり」という勉強法です。特に暗記科目系に多いのが、テキストの重要単語にマーカーで線を引き、練習問題を解く際にチラチラとテキストを見て答えを探す、というスタイルです。しかし、これは単なる作業です。
算数も同様です。問題を読み、テキストや塾の解説通りに式を写しておしまい。しかし、途中の計算は自分でするので算数を解いた気になってしまうのです。このような方法では、点数は上がりません。

では、どのように勉強すれば良いのでしょうか。理科、社会の知識系ならば、覚えたこと、理解したことを自分なりにアウトプットしましょう。白地図に解答欄がついているようなものは、子どもは解答欄の位置で答えを覚えてしまいます。この方法では、テストになると点が取れません。

例えば「北海道地方」が該当単元ならば、北海道の地図を自分で書かせ(何も見ずに書くのが理想ですが、難しければ地図を見ながら)、そこに山脈や川、産業などを書き込ませましょう。理科でも、植物の断面図や地層などを自分で書き、名前や特徴を書き込ませましょう。ほとんど何も書き込めない場合は、知識が入っていないという事です。

算数は前回お話したように、解いたものを「自分の言葉で説明させる」につきます。自分の言葉で説明できるようになるには、解き方への理解が必要であり、どのように考えて解くのかという部分こそを、塾で先生にきちんと教えてもらう必要があります。

お子さんが「作業=勉強」と勘違いしていないかどうか、ご家庭でチェックしてみてください。

 

【プロフィール】
安浪京子先生
安浪京子(やすなみ・きょうこ)
1976年、岐阜県生まれ。中学受験算数専門プロ家庭教師「(株)アートオブエデュケーション」代表として、受験算数の指導および中学受験メンタルサポートに力を入れ、毎年多数の合格者を出している。著書に『きょうこ先生のはじめまして受験算数』(朝日学生新聞社)他。連載、講演、セミナーなど多数。毎月第2、4木曜10~12時に、中学受験の悩みをざっくばらんに話し合う「中受カフェ」を開催中。
きょうこ先生のブログ http://ameblo.jp/prestige-partner/

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