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2016年8月21日付
約1万人のアスリートによる熱戦に沸いたリオデジャネイロ五輪は21日(日本時間22日)、閉会式を迎えます。日本選手の活躍が光っています。4年後の東京大会に向け、思いを強くした選手の姿も見られました。(松村大行)
体操の男子個人総合で内村航平選手(27)が44年ぶりの2連覇、テニスの男子シングルスで錦織圭選手(26)が96年ぶりのメダル獲得。歴史的な快挙が続きました。
柔道男子は金メダルに輝いた73キロ級の大野将平選手(24)と90キロ級のベイカー茉秋選手(21)をはじめ、7階級すべてで表彰台に。卓球男子も水谷隼選手(27)がシングルスで銅、団体で銀と、初のメダルを手にしました。レスリング女子58キロ級で伊調馨選手(32)が五輪全競技を通じて史上初となる女子個人種目4連覇を達成。バドミントン女子ダブルスでは高橋礼華選手(26)、松友美佐紀選手(24)のペアが初の金メダルを獲得しました。
10代の選手の活躍も目立ちました。体操男子の白井健三選手(19)は団体で金、種目別の跳馬で銅。卓球女子の伊藤美誠選手(15)は団体戦で活躍し、銅メダルを獲得しました。競泳女子の池江璃花子選手(16)は7種目に出場し、日本記録も次々と更新しました。
4年後への思いを口にする選手もいました。競泳男子400メートル個人メドレーで金メダルの萩野公介選手(22)とともに表彰台に立った銅メダルの瀬戸大也選手(22)は「次の東京五輪ではワンツーフィニッシュできるようにがんばりたい」。
競泳男子400㍍個人メドレーで表彰台に立つ萩野公介選手(右)と瀬戸大也選手
どれも(C)朝日新聞社
チーム最多の7種目に出場した競泳女子の池江璃花子選手
柔道男子90キロ級で金メダルのベイカー茉秋選手
卓球の伊藤美誠選手(上)は女子団体で銅、水谷隼選手はシングルスと団体で男子初のメダルを獲得
96年ぶりのメダルを獲得した錦織圭選手
体操男子団体で金、種目別で銅を獲得した白井健三選手
記事の一部は朝日新聞社の提供です。