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2018年9月16日付
小中学生が登下校するときの荷物の重さを心配する声が出るなか、文部科学省は全国の教育委員会などに、重さなどに配慮を求める通知を出した。教科書のページ数が昔と比べて増えていることなどが重さの原因の一つ。すでに教科書などを学校に置いて帰る「置き勉」を認めたり、数日に分けて持ってくることを指導したりしている学校がある。通知ではこうした取り組みを紹介し、それぞれの学校で工夫してほしいと求めている。
自治体が認可した保育施設に入れない今年4月時点の「待機児童」は4年ぶりに減り、前の年より6186人(約24%)少ない1万9895人だったと、厚生労働省が発表した。安倍晋三政権は当初、この春に「待機児童ゼロ」を達成するとしていたが、2020年度末に先送りしている。
待機児童の7割は都市部にいる一方、都市部では保育施設の土地が確保できなかったり、保育士不足のため受け入れる子どもの定員を減らしたり、そもそも開園できなかったりする施設もある。
テニスの4大大会のひとつ、全米オープンで女子シングルスの決勝があり、大坂なおみ選手(20)が、米国のセリーナ・ウィリアムズ選手(36)を破り、初優勝した。4大大会のシングルスでは男女を通じて日本勢初。
北朝鮮は建国70周年を迎え、平壌で軍事パレードやマスゲーム(集団でする体操や演技)を行った。米国への非難は控え、対話路線を維持する姿勢を示した。金正恩体制で行った過去6回のパレードの多くに登場した大陸間弾道ミサイル(ICBM)は、姿をみせなかった。関連行事では経済建設を強調する演出が目立ったが、経済政策に具体的な目標は示さなかった。
将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(16)=写真=が、インターネットテレビ局が企画した早指しの非公式戦「第1回AbemaTVトーナメント」で優勝した。
棋士の持ち時間は各5分で、1手指すごとに5秒増える変則ルール。羽生善治竜王(47)ら14人が出場し、藤井七段は決勝三番勝負で、昨年公式戦の連勝記録を「29」で止められた佐々木勇気六段(24)と対戦。初戦に敗れたものの、第2局、第3局と連勝し、雪辱を果たした。
(C)朝日新聞社
6日未明に起きた北海道胆振地方を震源とする最大震度7の地震で、厚真町で安否不明だった最後の1人が見つかり、死亡が確認された。北海道庁は41人が亡くなったと発表した。
地震で壊れた北海道電力の苫東厚真火力発電所(厚真町、165万キロワット)について、経済産業省と北電は11日、全面復旧が11月以降になるとの見通しを示した。市民生活や企業活動に影響が広がりそうだ。
安倍晋三首相は、ロシア・ウラジオストクでプーチン大統領と会談した。北方領土問題の解決に向けた北方四島での共同経済活動の実現のロードマップ(行程表)を作成することで一致したが、領土問題を含む平和条約交渉の具体的な道筋は示されなかった。
プーチン氏は12日、ウラジオストクで開催した東方経済フォーラムで、日本との平和条約を今年末までに結ぶよう安倍首相に提案した。前提条件をつけずに平和条約を結んだ後、「すべての問題を解決していく」とし、領土交渉を先送りする考えを示した。日本政府は北方四島の帰属問題の解決後、平和条約を結ぶとの立場で交渉している。
北方領土
第2次世界大戦後、ソ連(当時)の統治下になり、日本とロシアとの間でその帰属が問題となっている地域。一般に歯舞群島、色丹島と南千島の国後島、択捉島をさす。
米ホワイトハウスのサンダース報道官は、トランプ大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長から2回目の米朝首脳会談の開催を求める親書を受け取ったと発表した。「我々は(再会談に)応じる考えであり、すでに(北朝鮮側と)調整をしている」とも語った。時期は正式に決まっていないとしている。
日本人24人を含む約3千人が犠牲になった米同時多発テロから17年を迎えた。航空機が突っ込んで崩れ落ちたニューヨークの世界貿易センタービルの跡地「グラウンド・ゼロ」など、各地で追悼式典が開かれた。現場には花を手向ける遺族たちが多く集まった。
沖縄県知事選挙が告示された。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題が最大の争点で、投開票は30日。
立候補を届け出たのは、前宜野湾市長の佐喜真淳さん(54)=写真左=、前衆議院議員の玉城デニーさん(58)=同右=ら4人。佐喜真さんは移設への賛否を明確にしない一方、玉城さんは「辺野古に新基地を造らせない」としている。
(C)朝日新聞社
イスラエルとパレスチナが和平の道を模索した「オスロ合意」から25年がたった。イスラエル軍が占領したガザ、ヨルダン川西岸の両地区から撤退し、パレスチナ側が一時的に自治を行うことなどを定めた内容。
しかし、イスラエルが支配地を拡大する一方、イスラエル寄りの米トランプ政権の政策などによって、合意は守られず、和平にはほど遠い状況だ。
日付は現地時間。記事の一部は朝日新聞社の提供です。
記事の一部は朝日新聞社の提供です。