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2018年9月6日付
東北大学は、東日本大震災の津波で亡くなった約9500人分の資料を宮城県警察からもらい、亡くなった状況をくわしく調べます。救助や避難の方法に役立て、津波に巻きこまれても生きのびるための方法を研究します。
遺体が見つかった場所や水につかった深さなどから、人が流れ着きやすい場所の特徴を調べることで、災害が起きた時に早く人を発見できるようになります。津波や障害物で頭や胸にかかる力を調査することで、避難する時に身につけるライフジャケットや防災ずきんの開発につなげます。
7年半前の震災では、亡くなった人の約9割が水中で息ができなくなったとされました。しかし、津波に巻きこまれる前後の打撲など、さまざまな原因が関係した可能性が指摘されています。
記事の一部は朝日新聞社の提供です。