朝日小学生新聞 朝日中高生新聞 デジタル for School

活用事例

学校名 愛知啓成高等学校(愛知県稲沢市)
利用学年 高校1年生~3年生


 確かな英語力の養成、グローバルの課題に向き合い、自らの意見を表現できる力の育成を目標に掲げたグローバルコースを2018年に新設した。日本と世界各国を比較する「国際文化」、新聞から社会を学ぶ「NIE講座」など、独自の授業を展開しているのが特徴だ。

※NIEとは
 Newspaper in Educationの略。学校などで新聞を教材として利用することを指し、1930年代にアメリカから始まった取り組みで、日本でも全国に普及している。

 また、50台のiPadを駆使しながら、昨年から「朝日中高生新聞デジタル for School」も活用し、紙とデジタルのハイブリッド型の指導を進めている。1年生の大峯まどか先生に活用の仕方を聞いた。

■NIE講座
 月2回程度、60分1コマの土曜日講座。朝中高デジタルの「まとめてわかる!ニュース1週間」をタブレットで読み、関心のある記事を選ぶ。記事に関連する事柄を調べ、ワークシートに記入する。ペアになり、記事の内容と調べたことを1分間で発表する。原稿を棒読みせず、時間を意識して正確に表現できるかがポイントになる。

調べたことをペアで発表し合う=同校提供

調べたことをペアで発表し合う=同校提供

■英語コンテストとSDGs
 学びの集大成になるのが、3年生の英語で行われるプレゼンテーションだ。テーマは「SDGs」。1年生から国際協力機構(JICA)訪問などフィールドワークも含め、知識を身につけながら、スピーチスキルを磨くカリキュラムが組まれている。朝中高のSDGs関連の記事も資料作成に役立てており、ある生徒は回収したごみをもともとの価値以上のものにする「アップサイクル」を取り上げたという。

3年生のプレゼンテーションの様子=同校提供

3年生のプレゼンテーションの様子=同校提供

 継続した取り組みは、着実に力になっている。同校のアンケート調査によると、「新聞やニュースへの関心が高まった」と回答した生徒は8割以上となっている。また、8割の生徒が「スピーチスキルが高まった」と感じている。

 大峯先生は「新聞を活用し、子どもたちの視野が広がった感触がある」と手応えを語る。授業で学んだ内容とテレビなどで得られるニュースを関連付けられる生徒も増えているようだ。今後は「他コースでも実施したり、講座の内容をより発展させたりすることも検討したい」と語った。(2020年2月)

 

愛知啓成高等学校
https://www.keisei.ed.jp/

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