朝日小学生新聞 朝日中高生新聞 デジタル for School

活用事例

学校名 聖和女子学院中学校・高等学校(長崎県佐世保市)
利用学年 中学1年生~高校3年生


 軍港と造船の街として発展した長崎県佐世保市にある唯一のミッション系の女子校。キリスト教の精神に基づき、思いやりの心と現代女性の基礎的素養を育むことを理念に掲げ、中高一貫の教育を進めてきた。ICT教育は、1クラス分のiPadを完備しており、学習支援ツール「Classi」を活用しながら学びの充実に努めてきた。来年度は1人1台タブレットPCの実現を計画している。

 同校は、総合学習の一環としてNBA活動(Know⦅知る⦆、Build⦅構築する⦆、Act⦅行動する⦆)と銘うって力を入れている。図書館司書の相川光子さんは「探究的な学習をより良いものにするため、新聞を活用できないか模索していた」と話す。以前から紙の朝日中高生新聞を図書館に配備し、特徴を理解していたこともあり、朝日中高生新聞 デジタル for Schoolの活用を決めた。同校の活用方法を以下に紹介する。

■天声人語の読み取り・書き取り
 「天声人語で200字作文」の連載を活用する。専用のワークシートを準備し、毎週月曜日の終礼時に記事の書き写しを5分間行う。国語の時間に生徒同士で誤字脱字を確認。全員で音読し、終了した生徒から着席する。自宅で本文の内容について調べ、気づきや意見をまとめる。1週間1タームとして、成果物は月単位で提出する。

生徒同士で誤字脱字を確認し合っている

生徒同士で誤字脱字を確認し合っている

■Classiを活用したニュース配信
 週1回、相川さんが選んだおすすめ記事などをClassiから配信。朝中高デジタルのログインURLも載せることで、生徒が手軽に閲覧できるようにしている。アンケートでは、78%の生徒がリンク先からログイン。また、紙の新聞にしか載っていない一部記事も紹介し、図書館にも足を運んでもらうきっかけづくりをしている。

朝中高デジタルのリンク先も載せるようにしている

朝中高デジタルのリンク先も載せるようにしている

■ワードハンティング
 語彙の獲得をねらいとする。新聞などからわからない語句を抜き出し、B6サイズのカードに書き取る。語句の意味を調べ、例文を作成する。カードには語句の頭文字(「試行錯誤であれば「し」)を記入するスペースが設けてあり、カードを並べ替えたときに50音がすべて網羅されていることを目指す。提出するとポイントが貯まり、図書館でしおりと交換することができる。

新聞からわからない言葉を抜き出し調べる

新聞からわからない言葉を抜き出し調べる

■読解シートの活用
 朝日中高生新聞から配信されるワークシートを使用。旬な話題を取り上げた連載「ニュースウォッチャー」を題材に全3問の読解問題を解く。社会科の授業の導入や終礼時を活用。解答まで10分程度で記述が苦手な生徒でも、時事に親しむことができている。

書くことが苦手な生徒でも、気軽に取り組むことができる

書くことが苦手な生徒でも、気軽に取り組むことができる

 生徒からは「(自宅では)新聞を読まないので、授業などで読む時間は語彙や新たな知識に触れるいい機会になる」「わかりやすい言葉で書かれていて読みやすい」などの声が届いている。相川さんは「読むことの抵抗感がなくなってきました。次は調べたり、書いたりするなど、より深い学びができるようにしたい」と今後の抱負を語った。(2020年12月)

 

聖和女子学院中学・高等学校
http://www.seiwajoshi.ed.jp/

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