朝日小学生新聞
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現役の先生がアドバイス お悩みQ&A

新年度を迎えるワクワクした気持ちとは反対に、保護者の方からは、学校生活への心配ごとも寄せられます。新入生や低学年の保護者が気になる質問について、埼玉県さいたま市立海老沼小学校の菊池健一先生に聞きました。


子どもの睡眠時間

Q 「学校から、『新1年生は、10時間以上睡眠をとりましょう』と言われたのですが、保護者の帰宅時間が遅く、睡眠時間をなかなか確保できません。どこの時間を削ればいいでしょうか。」

さいたま市立海老沼小学校の菊池健一先生
A 睡眠は10時間以上とることが望ましいと思います。朝、ぎりぎりに起きて登校すると、1時間目に眠さが残り、授業に集中できません。できるだけ睡眠時間を確保する工夫をしてください。しかし、家庭の状況によって難しい部分もありますので、その場合には睡眠の質を高めることで対応することが大切です。例えば、すぐに眠りにつけるように入浴の時間を就寝直前にすることや、布団を眠りやすいものにすることなどが考えられます。

 また、お父さんやお母さんが帰られる前に宿題など、やるべきことを終えておく習慣をつけるのもよいでしょう。学童などに通っている場合には、職員の方と相談をして学童でも宿題に取り組めると、夜の時間を有効に使うこともでき、睡眠時間が多くなります。


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