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新年度を迎えるワクワクした気持ちとは反対に、保護者の方からは、学校生活への心配ごとも寄せられます。新入生や低学年の保護者が気になる質問について、埼玉県さいたま市立海老沼小学校の菊池健一先生に聞きました。
Q 「学校では、給食はなるべく残さないよう指導すると聞きましたが、食が細い児童や、食べるのが遅い児童に対する対応はどうなっていますか?」
A 私が勤務するさいたま市の小学校ではおおむね、入学してしばらくの間、4時間目から給食の準備を始めています。時間にゆとりをもたせて、1年生が給食に慣れるようにしている学校が多いと思いますので、それほど食べる速さを気にする必要はないと思います。
また、給食の盛り付けの際は、食が細い児童に少なく盛るなどの配慮をしているので心配はありません。現在は、複数の教職員を配置し、きめ細やかに指導をしているところが多いです。
しかし、給食を食べるのに時間がかかりすぎると、次の活動に支障が出るので、できるだけ20分ぐらいで食べられるように入学前に練習するとよいでしょう。
食べるのが遅い子はおしゃべりに夢中になっていることが原因であることも多いので、どうして食べるのが遅いのかをよく観察してみてください。
また、嫌いな野菜でも少しずつ食べる姿勢を身につけさせておくことも大切です。