埼玉・飯能市・飯能第一小

 場所

 西武鉄道池袋線の飯能駅から歩いて15分ほど。商店街をぬけた、自然も豊かな住宅地の中にあります。

 

 歴史

 1873年(明治6年)に「飯能学校」としてできた、日本で最も古い小学校の一つです。来年、創立140周年をむかえます。児童は719人。祖父母の代から卒業生という家庭もめずらしくありません。

 

 校舎

 築40年以上の3階建てです。広い校庭では、放課後も子どもたちの声がひびきます。
 樹齢100年以上のケヤキの木と、ナンジャモンジャの木が学校の象徴です。

 

 教育目標

 あかるく、なかよく、たくましくの頭文字をとって、「あ・な・た」が大事を目標にしています。健康で明るい子、仲間と共に力を合わせ活動する子、最後までがんばる子をめざします。

 

 校長先生

 第37代の沢田清志先生です。「だれかに言われる前に自ら考え、行動できるような子どもに育ってほしい」と願っています。

 

 地域の協力

 地域の人が5月、南北の校舎の間にこいのぼりをかざります。3月にはひな人形をかざります。
運動会の日には始まりの合図として朝6時に花火が上がるなど、地域の人の協力がさかんです。

 

 なんじゃもんじゃくん

 学校に生えるナンジャモンジャの木をかたどったマスコットキャラクターです。子どもたちから募集した490点の作品から選ばれました。
学校で配られる資料のほか、運動会で先生やPTAの人が着るTシャツなどにもプリントされています。

 

 なんじゃもんじゃタイム

 総合学習の時間の呼び名です。校外に出かけて飯能の自然や歴史、文化について学びます。
近くの飯能河原では、川にすむ魚や虫を調べます。商店街ではお客さんを呼ぶ工夫を、郷土館では江戸時代の終わりに起きた飯能戦争や方言の飯能弁について学習します。

 

 年2回のスタンプラリー

 下級生と上級生が協力する、たてわり班の活動の一つです。
1学期は校内が舞台で、代表委員がクイズを出し、正解するとスタンプを押せます。学年に合わせてクイズのレベルを変えるなど工夫をしています。
2学期には天覧山や飯能河原など校外に出かけます。多くの保護者がボランティアとして参加します。地域にまつわるクイズを先生が出題。河原では「石を十段積む」といった課題が出ます。

 

 飯能新緑ツーデーマーチ

 毎年春に開かれる市のイベントです。第一小の子どもたちも参加して街を盛り上げます。

 

 五つの実践

 「あいさつ、返事、姿勢、清掃、廊下歩行」を将来に向けて身につけておくべき習慣としてあげ、いろいろな活動をしています。

 

 あいさつマン

 毎朝、代表委員が赤マントを着て呼びかけています。かぜの予防として、先生が子どもたちに手の消毒を行います。

 

 背ピタ・足ピタ・目ピタ

 勉強のときに姿勢を正す合言葉です。

 

 黙働流汗

 清掃の合言葉。「掃除をするときはおしゃべりはやめて、汗を流してがんばろう」という意味がこめられています。
廊下は右側をゆっくり歩くことを心がけています。

 

 体験を重視した教育

 校歌の歌詞にも登場する天覧山にある谷津田で、去年から稲作体験を始めました。5月に田植え、9月に稲刈りを行います。体験できるまでの期間は、地域の人が管理してくれます。
天覧山には学習林もあります。昔は町の主要産業だった林業の復活を願って、木を育てる活動として植林体験を行っています。

 

 朝マラソン

 毎朝、登校すると10分間ほど校庭をみんなで走ります。体力の向上とともに、朝から体をしっかり目覚めさせることが目的です。


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