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2016年9月14日付
建物を建てるときの安全の決まり。1978年の宮城県沖地震をきっかけに81年に建築基準法が改正され、建物を新築するときは「震度5強で損傷しない」「震度6強~7でもたおれない」という強さが義務になりました。95年の阪神・淡路大震災の被害を受け、2000年に柱を金具で固定することなどルールを強めました。
4月の熊本地震の建物被害を調べた国の専門家委員会は12日、いまの基準であれば「倒壊の防止に有効だった」と結論を出しました。これを受けて、国土交通省は基準の見直しはしない方針です。
記事の一部は朝日新聞社の提供です。