- 毎日発行/8ページ
- 月ぎめ1,769円(税込み)
2016年11月11日付
2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故で、福島県から神奈川県横浜市に避難した市内の中学1年の男子生徒がいじめを受け、不登校になっていたことがわかりました。問題を調査した横浜市教育委員会の第三者委員会が、いじめと認定して報告書をまとめ、9日に一部を公表しました。
男子生徒は小学2年だった11年8月に、横浜市内の市立小学校に転校。まもなく名前に「菌」を付けて呼ばれ、5年生のときには「(原発事故の)賠償金をもらっているだろう」とお金をとられました。1回あたり5万~10万円を約10回、10人前後に支払わされました。お金は家庭から持ち出したといいます。男子生徒は、今も学校に通えていません。
報告書は学校がきちんと対応しなかったことを批判しています。
記事の一部は朝日新聞社の提供です。