朝日小学生新聞
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■『朝日小学生新聞スクラップ学習コンクール』
■ 新聞スクラップのやり方

 

新聞スクラップのやり方

新聞スクラップ学習で朝小をまるごと活用
夏休みの自由研究もばっちり!?

興味をもった記事や写真をスクラップブックやノートに貼って、選んだ理由や感想、意見などを書くのが新聞スクラップ学習です。日頃からスクラップ学習に取り組んでみましょう。また、自由研究として学校に提出できるので、夏休みなどは新聞スクラップ学習を始めるチャンスです。

動画「スクラップ学習のやり方」

≪準備≫
(1)朝小を古紙回収に出さないで、とっておきましょう

スクラップをしたことのない人は、まず朝日小学生新聞を保存しておきましょう。何に興味や関心があるか、自由研究としてテーマを決めるときに朝小をとっておくと後で役に立ちます。

(2)興味をもった記事やコーナーを切り抜いておきましょう
新聞や記事の切り抜きをとっておきましょう。
自分が調べたいテーマを探すのに役立ちます。面白いと思った記事や興味があるコーナーを切り抜いておき、クリアフォルダーなどにまとめておくのもよい方法です。テーマごとにまとめておくと自由研究のヒントになります。

【テーマ例】スポーツ(野球、サッカーなど)、環境(省エネ、ゴミ問題など)、福祉(高齢者社会、少子化など)、科学(宇宙、恐竜、実験など)、国際(世界の文化、世界の子ども、ニュースなど)、そのほか動物、植物、料理、天気、歴史、芸能など

≪やり方≫
(1)スクラップに必要なもの

スクラップブック(ノート、スケッチブックなどでもよい)、はさみ(カッターナイフ)、スティックのり、えんぴつ、消しゴム、色ペン、マーカーペン、色えんぴつ、定規など

(2)記事を選んで、貼りましょう!
★マーカーで囲む
記事を選んだら、まちがえて切らないようにマーカーペンで囲んでから切りましょう。

★貼り方
大きい記事はスクラップブックの見開きページに貼るか、折りたたんで貼りましょう。調べたり、意見や感想を書いたりするのに慣れるまでは、真ん中に貼って自分が書くスペースを小さくするのもスクラップを長く続けるコツのひとつです。のりは全体につけるのでなく、まわりにだけにつけると、しわになりにくいです。

(3)スクラップの作業をした日を書きます。

(4)記事の近くに「新聞名」「発行日」を書きます。

(5)記事を読んで要約をしてみましょう。「わかったこと」でもいいです。
わかったことをかじょう書きにするとすっきりまとまります。年月日や数字など重要だと思うところにマーカーペンなどで線を引いたり、わからない言葉に違う色の線を引きながら読んだりすると、あとでまとめやすくなります。

(6)記事を選んだ理由や意見、感想を書きます。

(7)わからない言葉を調べて書きます。

(8)自分で調べたことを書きましょう!納得するまで調べてみましょう!

「なぜだろう?」「どうしてだろう?」と思ったら、とことん調べてみましょう。調べたことや博物館などに行って取材したこと、インタビューなどをくふうして書きましょう。地図を入れるのもよいくふうです。雑誌、本、辞典など、新聞以外の資料を貼ったり、書き写したりしたときは必ず出典を書いてください。

≪調べたことを上手にまとめましょう≫
調べたことを上手にまとめたスクラップ学習の作品例を紹介します。

▼テーマを決めず、「興味をもった記事」を選んでスクラップした例です。
3年生(2015年)。題名は「その日の記事でおもしろいと思ったこと」。

▼記事と身のまわりのことを結び付けてまとめた例です。
1年生(2014年)。記事と祖父の家のヒマワリを比べました。辞書も活用しました。

▼テーマ「自然と環境」で記事を選んだ例です。
5年生(2015年)。調べたことをイラストで表現しました。

▼記事をもとに実際に料理に挑戦した例です。
3年生(2015年)。記事をもとに自分で料理をしました。家族へのインタビューもしました。

【先生や保護者の方へ】
わからない言葉を調べたり、調べたことをまとめたりすることで、読み解く力や情報を選ぶ力、課題を発見する力、自ら調べる力、そして表現する力が身につきます。新聞スクラップ学習を自由研究の方法としておすすめします。

第5回『朝日小学生新聞スクラップ学習コンクール』(2020年度)入賞発表

 第5回「朝日小学生新聞スクラップ学習コンクール」(朝日小学生新聞主催、朝日新聞社、全国新聞教育研究協議会後援)の入賞作品が決まりました。
 主に朝日小学生新聞を使ってスクラップノートを作り、学習を深め、ノートの表現力などを高めてもらうコンクールです。
 今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、夏休みが短くなるなど、例年とはちがう年になったことを考慮し、1日分の作品から応募を可能にしました。今回の応募総数は126点でした。
 審査員の一人、全国新聞教育研究協議会会長の菅野茂男さん(東京都世田谷区立船橋希望中学校校長)は、「予想としては、新型コロナウイルスを取り上げた作品が多いかと考えていましたが、環境をテーマとしたものが多かったと思います。休校期間が長く、いつもより新聞をよく読むようになったこともあり、自分で考えたテーマに取り組んだ作品も目立ちました。コロナの中で、自分で深く考えた新しい作品が出てきたと思います」と話しました。
 入賞者、入賞校は次のとおりです(敬称略)。
 ※なお、今回は入賞に該当する作品が少なかったため、学年ごとの部門をなくして審査を行いました。また、長い期間スクラップ学習に取り組んでいる作品に対して努力賞を設けました。

≪入賞者、入賞校(敬称略)≫
【全国新聞教育研究協議会賞】丸山祐奈(栃木・5年)
【朝日新聞社賞】富所凜(東京・4年)
【朝日小学生新聞賞】高橋光一(奈良・2年)
【優秀賞】中谷舞音(東京・3年)
【優秀賞】安齊莉生(千葉・6年)
【優秀賞】山田奏帆(東京・6年)
【努力賞】森川昇眞(千葉・4年)

学校賞
印西市立内野小(千葉)
足立区立古千谷小(東京)
江戸川区立南篠崎小(東京)

入賞作品の一部を紹介します(画像をクリックすると拡大します)。


▲「全国新聞教育研究協議会賞」の丸山祐奈さんの作品。
毎日、新聞を読み、継続してスクラップをしたところが評価されました。
記事を要約し、自分に意見をていねいに書いています

▲「朝日新聞社賞」の富所凜さんの作品。
「のりこえよう! withコロナ 2020」をテーマに取り組んでいます。
ウイルス感染対策やオンライン授業など今後のあり方まで考察しています
    

▲「朝日小学生新聞賞」の高橋光一さんの作品。
朝日小学生新聞をすみずみまでよく読んでいることが感じられました。
記事からスイカの育て方を調べ、イラストで理解を深めています

第4回『朝日小学生新聞スクラップ学習コンクール』(2019年度)入賞発表

第4回「朝日小学生新聞スクラップ学習コンクール」(朝日小学生新聞主催、朝日新聞社、全国新聞教育研究協議会後援)の入賞作品は以下のとおりです。

主に朝日小学生新聞を使ってスクラップノートを作り、学習を深め、ノートの表現力などを高めてもらうコンクールです。

応募総数は120点でした。審査員の一人、全国新聞教育研究協議会会長の菅野茂男さん(東京都世田谷区立船橋希望中学校校長)は「一つのことを深く調べている作品がたくさんありました。そのなかでも、本やインターネットだけでなく、自分で足を運んで調べたことを、記事としてうまくまとめてある作品が高く評価されました。新聞によって興味の入り口を見つけ、調べたり人に話を聞いたりして学習を深めてほしい」と話しています。

≪入賞者、入賞校(敬称略)≫

1、2年生 (低学年)の部
【全国新聞教育研究協議会賞】中谷舞音(東京都・2年)
【朝日新聞社賞】平尾日和理(山口県・2年)
【朝日小学生新聞賞】清水麻友(東京都・1年)
【優秀賞】瀬戸結菜(栃木県・2年)

3、4年生(中学年)の部
【全国新聞教育研究協議会賞】富所凜(東京都・3年)
【朝日新聞社賞】石和瑞基(栃木県・4年)
【朝日小学生新聞賞】古賀英琳(東京都・3年)
【優秀賞】丸山祐奈(栃木県・4年)

5、6年生(高学年)の部
【全国新聞教育研究協議会賞】山本真琴(東京都・5年)
【朝日新聞社賞】浦崎謙(京都府・5年)
【朝日小学生新聞賞】楠はなの(神奈川県・6年)
【優秀賞】台蔵真聡(石川県・6年)、大平理紗子(岐阜県・6年)

学校賞
湘南白百合学園小(神奈川)

入賞作品の一部を紹介します(画像をクリックすると拡大します)。


▲1、2年生(低学年)の部
「全国新聞教育研究協議会賞」の中谷舞音さん(東京・2年)の作品。
妖怪の記事を読み、自分の住んでいる地域での伝説を調べるなど、熱心に調べ学習をしています

▲3、4年生(中学年)の部
「朝日新聞社賞」の石和瑞基さん(栃木・4年)の作品。
「日本最大 前方後円墳」「東京五輪 内定第1号」など、わかりやすい見出しをつけています

▲5、6年生(高学年)の部
「朝日小学生新聞賞」の楠はなのさん(神奈川・6年)の作品。
自分の意見だけでなく、お父さん、お母さん、お姉さんの意見も聞いてまとめています


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