朝日小学生新聞サンプル紙面
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すうじならかたきそくもんだいずひょう数字の並び方の規則をみつける問題です。図や表りようぜんごすうじかんけいかんがなども利用し、前後の数字との関係を考えましょう。きそくせい規則性をみつける線が1本線が2本①②①②④③線が3本①②⑥⑦⑤④③ABCDE線の数分かれる部分の数122437411516622729837+2+3+4+5+6+7+8段数上り方1122334558……358…段数上り方45586137218349551089……段数上り方4456691122337138199281041きそくかずならある規則にもとづいて数が並んでいます。そかずこたれぞれのにあてはまる数を答えなさい。(1)5791113…(2)36122448…(3)1491625…(4)1371531…えんなかせんえん円の中にまっすぐな線をひくと、円がいくつぶぶんわかの部分に分かれます。ぽんせんえんこぶぶんわ1本の線をひいたとき、円は2個の部分に分かほんせんえんおおばあいれます。2本の線をひいたとき、円はもっとも多い場合、こぶぶんわ4個の部分に分かれます。せんほんいじょうせんせんまじ線が2本以上のとき、どの線もほかのすべての線と交ぼんいじょうてんまじわり、かつ3本以上が1点で交わらないようにひきます。おおぶぶんわそれにより、もっとも多くの部分に分かれます。せんぼんえんこぶぶんわ線が3本のとき、円は7個の部分に分かれます。つぎとこた次の問いに答えなさい。せんぽんえんなんこわ(1)線が8本のとき、円は何個に分かれますか。せんぽんわぶぶんこすうせん(2)線が100本のとき、分かれる部分の個数は、線がぽんなんこおお98本のときよりも何個多いですか。かいだんのぼぽだんだんのぼ階段を上るのに、1歩で1段もしくは2段上ります。だんかいだんのぼとおこのとき、1段の階段を上るには1通り、2だんとおだんだんだんだんとお段なら2通り(1段→1段・2段)、3段なら3通り(1だんだんだんだんだんだんだんほうほう段→1段→1段・1段→2段・2段→1段)の方法があつぎとこたります。次の問いに答えなさい。だんのぼかたなんとお(1)4段の上り方は何通りですか。だんのぼかたなんとお(2)10段の上り方は何通りですか。ぽだんのぼれんぞくだん(3)1歩で2段上ることを連続しないとき、10段ののぼかたなんとお上り方は何通りですか。きそくならかずれつすうれつある規則にしたがって並んだ数の列を「数列」かずかずかんけいせいといいます。数と数の関係性をみつけましょう。(1)+25+27+29+21113…じゅんふもと順に2ずつ増えているので、13に2をたして求めます。13+2=15(2)×23×26×212×22448…じゅんもと順に2をかけているので、48に2をかけて求めます。48×2=96(3)+31+54+79+91625…つぎかずさふつぎかず次の数との差が2ずつ増えていきます。25と次の数とさの差は、9+2で11となるので、25+11=36べっかい〈別解〉1=1×1、4=2×2、9=3×3、16=4×4、25=5×5。よって、=6×6=36(4)×2+11×2+13×2+17×2+11531…まえかずばいおおかずつづ前の数の2倍よりも1大きい数が続いていきます。31×2+1=63ほんめせんくわばあいかんが4本目の線をかき加えた場合を考えてみましつぎずふとせんしめほんめょう。次の図の、太線で示したのが4本目です。えんてんぼんせんこうてん円とぶつかる点およびほかの3本の線との交点をA~Eとします。ほんめせんせんぶん4本目の線がふえると、線分AB、BC、CD、DEこわこぶぶんによって2個ずつに分かれる4個の部分ができます。よわぶぶんこふって、分かれた部分は4個増えることになります。ほんめせんくわぼんせんまじ4本目の線をどこに加えても、ほかの3本の線と交わふぶぶんかずおなっていれば増える部分の数は同じです。ほんめせんわぶぶんこすうこx本目の線をひいたとき、分かれた部分の個数はx個ふえるといえます。せんかずわぶぶんかずかんけいつぎひょう(1)線の数と分かれる部分の数の関係は、次の表のようになります。せんぽんわぶぶんかずこ線が8本のとき、分かれる部分の数は37(個)。ほんめせんわぶ(2)99本目の線をひくとき、あらたに分けられる部ぶんせんぽんこおおぽんめせん分は線が98本のときよりも99個多く、100本目の線をひくほんこおおときは、99本のときよりも100個多くなります。よって、こ99+100=199(個)じゅんかぞかいだんだん(1)順に数えていきましょう。階段が4段ぽだんのぼかいすうさいだいかいのとき、1歩で2段上る回数は最大でも2回です。だんのぼかいすうかい〈2段上る回数が2回のとき〉だんだんとお2段→2段…1通りだんかいだんかい〈2段が1回、1段が2回のとき〉だんだんだん2段→1段→1段だんだんだんとお1段→2段→1段3通りだんだんだん1段→1段→2段だんかい〈1段が4回のとき〉だんだんだんだんとお1段→1段→1段→1段…1通りだんかいだんのぼほうほう4段の階段を上る方法は、とお1+3+1=5(通り)だんのぼかたかんが(2)まず、5段の上り方を考えます。だんめたっだんめぽだんのぼほうほう5段目に達するには、4段目から1歩で1段上る方法だんめぽだんのぼほうほうとおと、3段目から1歩で2段上る方法の2通りがあります。だんのぼほうほうとおだんばあいもんだいぶん4段を上る方法は5通り、3段の場合は問題文より3とお通りです。だんのぼほうほうよって、5段を上る方法は、とお5+3=8(通り)だんすうのぼかたかんけいひょうこれまでにわかった段数と上り方の関係を表にすると、だんだんのぼかたわだんのぼかただんだん1段と2段の上り方の和が3段の上り方、2段と3段のぼかたわだんのぼかたつづの上り方の和が4段の上り方、……と続いているのがわかります。りようだんいこうもとこれを利用して、6段以降を求めましょう。だんだんのぼかたわだんのぼかた8段と9段の上り方の和が、10段の上り方です。とお34+55=89(通り)だんかいだんのぼかたしらだん(3)1~4段の階段の上り方を調べます。1~3段だんばあいれんぞくだんだんはかわりませんが、4段の場合は連続して2段→2段とのぼとおは上らないので、4通りとなります。だんめたっだんめだんのぼほうほう5段目に達するには、4段目から1段上る方法と、3だんめだんのぼほうほうとお段目から2段上る方法の2通り。だんめのぼばあいだんめたっだんめ4段目から上る場合、4段目に達するには3段目からだんのぼだんめだんのぼ1段上るのと、2段目から2段上るのはどちらでもかまほうほうとおわないので、方法は4通りです。だんめぽだんのぼばあいちょくぜんのぼだんすう3段目から1歩で2段上る場合は、直前に上る段数はだんだんめだんめだんめ1段でなければならないので、2段目→3段目→5段目のぼかたかくていの上り方が確定します。だんのぼかたとおだんのぼかた2段の上り方は2通りなので、5段の上り方は、とお4+2=6(通り)しらだんのぼれんぞくこのようにして調べていくと、2段上ることを連続しじょうけんだんだんのぼかたわだんのぼかたない条件では、1段と3段の上り方の和が4段の上り方、だんだんのぼかたわだんのぼかたつづ2段と4段の上り方の和が5段の上り方、……と続くことがわかります。だんのぼかたつぎとお10段までの上り方は次の通りです。だんのぼかたとお10段の上り方は、41通り。いもうと﹁妹のことだよひとみだよ﹂﹁ひとみがどうかした?﹂﹁いやだからさへんなことにひとみまでまきこんじてさ﹂わたしわたし﹁ひとみはひとみ私は私よかんけいないもん﹂にちくちこりあきと一日じう口をきいてやなにいらなかたにちがいないよもしも何かを言きうしつたとしたら﹁もうおねえちんの教室にきは来ちだめだからね﹂とかそんなことだろうなおれはすごすごとひきさがたよこうなたらやることはひとつさひるやすきうしついおれ昼休みにひとみの教室へ行てみたんだきうしつろうかから教室のまどをのぞいたらひつくえむなにかとみは机に向かて何か書いてた﹁おいひとみ﹂よきて呼ぶとすぐおれに気がついてさ﹁てつじだ!﹂げんき﹁元気か?﹂﹁うん﹂たす﹁きのうはありがとうな助かたぜ﹂いおれがそう言うとひとみのやつ﹁いいてことよ﹂だてさ﹁おねえちんとけんかをしたんじないか?﹂﹁ひとりでぷんぷんしてた﹂じぶんせきそれからひとみは自分の席にもどてえみかきかけの絵を見せてくれたまえまたおれをかいてんだよ前のあれよりもさらにさらにぎんぎらぎんでさそのととくいげかおきのひとみの得意気な顔たら!げんきひとみが元気だたらそのほかのことはどうだていいんだよそのクラスのやつらみがおれを見てちうしもの﹁お調子者のめだちたがりが﹂なに﹁ほかに何もできないからあんなことをするんだ﹂きいとか聞こえよがしにいろいろ言たりしてたみたいだけどねらいしゅうさんすうりょく◆来週は「そこあげつみあげ算数力」です。さく作・ゆきえ絵・かわいみな*38*(第三種郵便物認可)朝日小学生新聞この小説は、第7回朝日学生新聞社児童文学賞受賞作品です。第8回の作品を募集中です。くわしくはwww.asagaku.jpで。執筆・石井豊(麻布個人指導会)イラスト・たんば2016年(平成28年)11月8日火曜日◆感想を送てね名前学年電話番号を書いてくださいメルasasho@asagaku.co.jpフクス03・3545・0727﹁ゆくぞやるぞてつじだぞ!﹂あて5数字の並び方の規則をみつける問題です。図や表なども利用し、前後の数字との関係を考えましょう。きそくせい規則性をみつける線が1本線が2本①②①②④③線が3本①②⑥⑦⑤④③ABCDE線の数分かれる部分の数122437411516622729837+2+3+4+5+6+7+8段数上り方1122334558……358…段数上り方45586137218349551089……段数上り方4456691122337138199281041ある規則にもとづいて数が並んでいます。それぞれのにあてはまる数を答えなさい。(1)5791113…(2)36122448…(3)1491625…(4)1371531…円の中にまっすぐな線をひくと、円がいくつかの部分に分かれます。1本の線をひいたとき、円は2個の部分に分かれます。2本の線をひいたとき、円はもっとも多い場合、4個の部分に分かれます。線が2本以上のとき、どの線もほかのすべての線と交わり、かつ3本以上が1点で交わらないようにひきます。それにより、もっとも多くの部分に分かれます。線が3本のとき、円は7個の部分に分かれます。次の問いに答えなさい。(1)線が8本のとき、円は何個に分かれますか。(2)線が100本のとき、分かれる部分の個数は、線が98本のときよりも何個多いですか。階段を上るのに、1歩で1段もしくは2段上ります。このとき、1段の階段を上るには1通り、2段なら2通り(1段→1段・2段)、3段なら3通り(1段→1段→1段・1段→2段・2段→1段)の方法があります。次の問いに答えなさい。(1)4段の上り方は何通りですか。(2)10段の上り方は何通りですか。(3)1歩で2段上ることを連続しないとき、10段の上り方は何通りですか。ある規則にしたがって並んだ数の列を「数列」といいます。数と数の関係性をみつけましょう。(1)+25+27+29+21113…順に2ずつ増えているので、13に2をたして求めます。13+2=15(2)×23×26×212×22448…順に2をかけているので、48に2をかけて求めます。48×2=96(3)+31+54+79+91625…次の数との差が2ずつ増えていきます。25と次の数との差は、9+2で11となるので、25+11=36〈別解〉1=1×1、4=2×2、9=3×3、16=4×4、25=5×5。よって、=6×6=36(4)×2+11×2+13×2+17×2+11531…前の数の2倍よりも1大きい数が続いていきます。31×2+1=634本目の線をかき加えた場合を考えてみましょう。次の図の、太線で示したのが4本目です。円とぶつかる点およびほかの3本の線との交点をA~Eとします。4本目の線がふえると、線分AB、BC、CD、DEによって2個ずつに分かれる4個の部分ができます。よって、分かれた部分は4個増えることになります。4本目の線をどこに加えても、ほかの3本の線と交わっていれば増える部分の数は同じです。x本目の線をひいたとき、分かれた部分の個数はx個ふえるといえます。(1)線の数と分かれる部分の数の関係は、次の表のようになります。線が8本のとき、分かれる部分の数は37(個)。(2)99本目の線をひくとき、あらたに分けられる部分は線が98本のときよりも99個多く、100本目の線をひくときは、99本のときよりも100個多くなります。よって、99+100=199(個)(1)順に数えていきましょう。階段が4段のとき、1歩で2段上る回数は最大でも2回です。〈2段上る回数が2回のとき〉2段→2段…1通り〈2段が1回、1段が2回のとき〉2段→1段→1段1段→2段→1段3通り1段→1段→2段〈1段が4回のとき〉1段→1段→1段→1段…1通り4段の階段を上る方法は、1+3+1=5(通り)(2)まず、5段の上り方を考えます。5段目に達するには、4段目から1歩で1段上る方法と、3段目から1歩で2段上る方法の2通りがあります。4段を上る方法は5通り、3段の場合は問題文より3通りです。よって、5段を上る方法は、5+3=8(通り)これまでにわかった段数と上り方の関係を表にすると、1段と2段の上り方の和が3段の上り方、2段と3段の上り方の和が4段の上り方、……と続いているのがわかります。これを利用して、6段以降を求めましょう。8段と9段の上り方の和が、10段の上り方です。34+55=89(通り)(3)1~4段の階段の上り方を調べます。1~3段はかわりませんが、4段の場合は連続して2段→2段とは上らないので、4通りとなります。5段目に達するには、4段目から1段上る方法と、3段目から2段上る方法の2通り。4段目から上る場合、4段目に達するには3段目から1段上るのと、2段目から2段上るのはどちらでもかまわないので、方法は4通りです。3段目から1歩で2段上る場合は、直前に上る段数は1段でなければならないので、2段目→3段目→5段目の上り方が確定します。2段の上り方は2通りなので、5段の上り方は、4+2=6(通り)このようにして調べていくと、2段上ることを連続しない条件では、1段と3段の上り方の和が4段の上り方、2段と4段の上り方の和が5段の上り方、……と続くことがわかります。10段までの上り方は次の通りです。10段の上り方は、41通り。﹁妹のことだよひとみだよ﹂﹁ひとみがどうかした?﹂﹁いやだからさへんなことにひとみまでまきこんじてさ﹂﹁ひとみはひとみ私は私よかんけいないもん﹂こりあきと一日じう口をきいてやらなかたにちがいないよもしも何かを言たとしたら﹁もうおねえちんの教室には来ちだめだからね﹂とかそんなことだろうなおれはすごすごとひきさがたよこうなたらやることはひとつさおれ昼休みにひとみの教室へ行てみたんだろうかから教室のまどをのぞいたらひとみは机に向かて何か書いてた﹁おいひとみ﹂て呼ぶとすぐおれに気がついてさ﹁てつじだ!﹂﹁元気か?﹂﹁うん﹂﹁きのうはありがとうな助かたぜ﹂おれがそう言うとひとみのやつ﹁いいてことよ﹂だてさ﹁おねえちんとけんかをしたんじないか?﹂﹁ひとりでぷんぷんしてた﹂それからひとみは自分の席にもどてかきかけの絵を見せてくれたまたおれをかいてんだよ前のあれよりもさらにさらにぎんぎらぎんでさそのときのひとみの得意気な顔たら!ひとみが元気だたらそのほかのことはどうだていいんだよそのクラスのやつらがおれを見て﹁お調子者のめだちたがりが﹂﹁ほかに何もできないからあんなことをするんだ﹂とか聞こえよがしにいろいろ言たりしてたみたいだけどね◆来週は「そこあげつみあげ算数力」です。さく作・ゆきえ絵・かわいみな*38*(第三種郵便物認可)朝日小学生新聞この小説は、第7回朝日学生新聞社児童文学賞受賞作品です。第8回の作品を募集中です。くわしくはwww.asagaku.jpで。執筆・石井豊(麻布個人指導会)イラスト・たんば2016年(平成28年)11月8日火曜日◆感想を送てね名前学年電話番号を書いてくださいメルasasho@asagaku.co.jpフクス03・3545・0727﹁ゆくぞやるぞてつじだぞ!﹂あて5

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