朝日中高生新聞サンプル紙面
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©朝日学生新聞社〒104-8433東京都中央区築地5-3-2朝日新聞社新館9階☎03(3545)5223(広報)☎03(3545)5222(編集)購読申し込み0120-415843ウェブサイトwww.asagaku.com12/31sun﹁土星の衛星に水素があた﹂ナと先月米航空宇宙局︵NAサSA︶が発表しましたこうした成果は﹁宇宙に生命はいるのか?﹂の答えにつながていきます自然科学研究機構アストロバイオロジセンタ︵東京くさかべのぶひこ都三鷹市︶の日下部展彦さんは﹁探査技術が上がれば遠くの惑星で見つかる可能性はある﹂と期待します(寺村貴彰)生命はどのように生まれどう進化しどこへ向かうのかこの謎に迫る学問がアストロバイオロジ︵宇宙生物学︶です比較的新しい学問で惑星科学や天文学地質学生物学など様々な分野の専門家が集まり研究を進めていますアストロバイオロジセンタは2015年に創設されました研究の中心は地球に似た惑星を見つけ生命が存在するか調べること現在の技術では直接見ることはほとんどできず生命が存在できる﹁条件﹂から天体を絞り込みます﹁液体の水があることが条件の一つ﹂と日下部さん液体の水は固体や気体の状態と違て化学反応が起きやすく生命活動に必要なエネルギなどを生み出しやすいといいますもう一つの条件は地球と似た﹁岩石を主成分とする惑星﹂であることこの条件を満たし生命が存在するのに適した領域を﹁ハビタブルゾン︵生命居住可能領域︶﹂といいます太陽のようこうせいな恒星のまわりにドナツ状に広がています地球は太陽にもと近ければ水が蒸発し遠ければ凍ていました近年望遠鏡の発達や探査機の活躍で﹁宇宙で水がありそうな証拠を発見﹂というニスが相次いでいます火星ではNASAの探査車が水の流れたようなあとを撮影地面の下に生命がいるかもしれないと期待されます土星探査機﹁カシニ﹂は土星の衛星﹁エンケラドス﹂の表面下に海があることを示すデタを送信木星の衛星﹁エウロパ﹂にも生命が存在できそうな環境があると考えられますいずれも岩石惑星で二つの条件を満たします太陽系で地球以外の惑星に人の形をした生命はいないとみられますが﹁地面の下に微生物がいるかも﹂と日下部さん太陽に近い水星や金星は熱くて水がなく天王星から先の惑星は寒くて水が凍りどちらも可能性は低いとみられます調査は太陽系の外でも進みます恒星のまわりを回る系外惑星が1995年に初めて見つかりこれまで3千個以上を確認特に大きな成果を上げているのがNASAの宇宙望遠鏡﹁ケプラ﹂です2018年に後継テス機﹁TESS﹂を打ち上げハビタブルゾンにある﹁第2の地球﹂を見つけようとしています日本の国立天文台は27年までに次世代超大型望遠鏡﹁TMT﹂を米ハワイのマウナケアに建設する予定東京薬科大学などの研究チムは日本初の宇宙実験﹁たんぽぽ計画﹂を進めています国際宇宙ステシン︵ISS︶の実験棟﹁きぼう﹂の外側につけた装置で宇宙に漂うちりをとらえ微生物などを探す計画昨年9月に一部の試料が地球に到着現在分析を進めています地球に最も近い恒星のまわりを回る惑星に向けて切手サイズの探査機を飛ばす計画も近いといても約4光年も離れていて普通の探査機では数万年かかります小さな探査機に帆をはり地上からビムを当てて光速の20%まで加速すると20年で到着通り過ぎるとき写真を撮り地球に送るといいます本当に宇宙人はいるのでしうか日下部さんは﹁私たちのいる銀河系に太陽のような星は1千億個以上銀河はほかにもたくさんありますそう考えると﹃やつらはいる!﹄と思うんです﹂月ぎめ本体価格895円(税込み967円)1720条件は﹁水﹂と﹁岩石﹂望遠鏡で探査機でくまなく探せハビタブルゾーン地球外に生命はいる?20175/14毎週日曜日発行1113調査は太陽系外でも310、11イラスト・佐竹政紀ニュース7NO.43VOL.2017年(平成29年)5月14日発行通巻2197号昭和50年5月8日第三種郵便物認可1中東シリアの内戦は中東シリアの内戦は分子の車で国際レース分子の車で国際レース特集舞台「レ・ミゼラブル」30年舞台「レ・ミゼラブル」30年話題ノートの取り方のコツノートの取り方のコツ学習笑って「五月病」から脱却笑って「五月病」から脱却漫画俳優真剣佑さんまっけんゆう俳優真剣佑さん芸能©朝日学生新聞社〒104-8433東京都中央区築地5-3-2朝日新聞社新館9階☎03(3545)5223(広報)☎03(3545)5222(編集)購読申し込み0120-415843ウェブサイトwww.asagaku.com12/31sun﹁土星の衛星に水素があた﹂と先月米航空宇宙局︵NASA︶が発表しましたこうした成果は﹁宇宙に生命はいるのか?﹂の答えにつながていきます自然科学研究機構アストロバイオロジセンタ︵東京都三鷹市︶の日下部展彦さんは﹁探査技術が上がれば遠くの惑星で見つかる可能性はある﹂と期待します(寺村貴彰)生命はどのように生まれどう進化しどこへ向かうのかこの謎に迫る学問がアストロバイオロジ︵宇宙生物学︶です比較的新しい学問で惑星科学や天文学地質学生物学など様々な分野の専門家が集まり研究を進めていますアストロバイオロジセンタは2015年に創設されました研究の中心は地球に似た惑星を見つけ生命が存在するか調べること現在の技術では直接見ることはほとんどできず生命が存在できる﹁条件﹂から天体を絞り込みます﹁液体の水があることが条件の一つ﹂と日下部さん液体の水は固体や気体の状態と違て化学反応が起きやすく生命活動に必要なエネルギなどを生み出しやすいといいますもう一つの条件は地球と似た﹁岩石を主成分とする惑星﹂であることこの条件を満たし生命が存在するのに適した領域を﹁ハビタブルゾン︵生命居住可能領域︶﹂といいます太陽のような恒星のまわりにドナツ状に広がています地球は太陽にもと近ければ水が蒸発し遠ければ凍ていました近年望遠鏡の発達や探査機の活躍で﹁宇宙で水がありそうな証拠を発見﹂というニスが相次いでいます火星ではNASAの探査車が水の流れたようなあとを撮影地面の下に生命がいるかもしれないと期待されます土星探査機﹁カシニ﹂は土星の衛星﹁エンケラドス﹂の表面下に海があることを示すデタを送信木星の衛星﹁エウロパ﹂にも生命が存在できそうな環境があると考えられますいずれも岩石惑星で二つの条件を満たします太陽系で地球以外の惑星に人の形をした生命はいないとみられますが﹁地面の下に微生物がいるかも﹂と日下部さん太陽に近い水星や金星は熱くて水がなく天王星から先の惑星は寒くて水が凍りどちらも可能性は低いとみられます調査は太陽系の外でも進みます恒星のまわりを回る系外惑星が1995年に初めて見つかりこれまで3千個以上を確認特に大きな成果を上げているのがNASAの宇宙望遠鏡﹁ケプラ﹂です2018年に後継機﹁TESS﹂を打ち上げハビタブルゾンにある﹁第2の地球﹂を見つけようとしています日本の国立天文台は27年までに次世代超大型望遠鏡﹁TMT﹂を米ハワイのマウナケアに建設する予定東京薬科大学などの研究チムは日本初の宇宙実験﹁たんぽぽ計画﹂を進めています国際宇宙ステシン︵ISS︶の実験棟﹁きぼう﹂の外側につけた装置で宇宙に漂うちりをとらえ微生物などを探す計画昨年9月に一部の試料が地球に到着現在分析を進めています地球に最も近い恒星のまわりを回る惑星に向けて切手サイズの探査機を飛ばす計画も近いといても約4光年も離れていて普通の探査機では数万年かかります小さな探査機に帆をはり地上からビムを当てて光速の20%まで加速すると20年で到着通り過ぎるとき写真を撮り地球に送るといいます本当に宇宙人はいるのでしうか日下部さんは﹁私たちのいる銀河系に太陽のような星は1千億個以上銀河はほかにもたくさんありますそう考えると﹃やつらはいる!﹄と思うんです﹂月ぎめ本体価格895円(税込み967円)1720条件は﹁水﹂と﹁岩石﹂望遠鏡で探査機でくまなく探せハビタブルゾーン地球外に生命はいる?20175/14毎週日曜日発行1113調査は太陽系外でも310、11イラスト・佐竹政紀ニュース7NO.43VOL.2017年(平成29年)5月14日発行通巻2197号昭和50年5月8日第三種郵便物認可1中東シリアの内戦は中東シリアの内戦は分子の車で国際レース分子の車で国際レース特集舞台「レ・ミゼラブル」30年舞台「レ・ミゼラブル」30年話題ノートの取り方のコツノートの取り方のコツ学習笑って「五月病」から脱却笑って「五月病」から脱却漫画俳優真剣佑さんまっけんゆう俳優真剣佑さん芸能

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