朝日小学生新聞
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■勉強のやり方を教える専門家、清水章弘さんによるコラム。今回は「休み時間は自分でつくる」です。■

さぁ、明日はテスト。でも、ずっと勉強するのは大変だから、30分勉強して、10分休もう! そうやってテスト勉強を始めたとします。30分がんばれば10分の休みがもらえますから、がんばることができるでしょう。

このようにメリハリをつけて勉強するのはとても良いことです。でも、たとえ30分ぼーっとしてしまっても、休みはもらえてしまう。だから、このやり方に慣れてしまったら意外とだらだらとしてしまうものです。

そんなときにおすすめなのは、あえて休み時間を「ゼロ」にするというもの。

「えー、そんなの無理!」と思いますよね。でも大丈夫。このやり方、正確に言えば、休み時間を「自分でつくる」ということなのです。やり方はかんたん。30分はじめる前に「ここまで終わらせよう!」と決めてから始めます。そして、終わったら、残りの時間を休み時間にするのです。そうすれば、早く終わらせたいから集中できますよね。

同じことをやるならば、だらだらやるよりも急いでがんばった方がよいはずです。僕も小学校のときからやっていました。よかったら使ってみてください。


【プロフィール】
清水彰弘先生
清水章弘(しみず・あきひろ)
私立海城中学高校、東京大学教育学部を経て、同大学院修了。「勉強のやり方」を教える塾プラスティーを東京と京都で運営。著書12冊。朝日小学生新聞、朝日新聞(EduA)で連載中。MBS/TBS系「教えてもらう前と後」(火曜よる8時~)など、メディア出演や講演活動も行う。http://plus-t.jp/


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