朝日小学生新聞
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■親はどう頭を切り替えて子どもたちの教育に向き合えばよいか■

「小中学生の理数学力、過去最高 国際テスト 全教科5位内――。国際教育到達度評価学会(IEA、本部アムステルダム)は29日、2015年国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の結果を公表した。
世界の小学4年と中学2年に当たる学年が対象で、日本は小、中とも全教科で平均得点が前回を上回り、過去最高となった。
順位も前回に続き全て5位以内。学習意欲を尋ねた質問で「数学、理科は楽しい」「日常生活に役立つ」と答えた中学生が増え、国際平均との差が縮まるなど、理数離れが一定程度改善した。

脱ゆとり教育の発端となったのも、こうした子どもたちの学習状況を国際比較した中で、日本の子どもたちの成績がかなり落ち込んでいたことでした。
そうした意味では、現小4の子どもたちは小1から現行の脱ゆとりカリキュラムで学習してきたのですから一定の成果が出ている、ということなのでしょう。
確かに学校で算数や数学、理科を学ぶ時間は増えました。教科書も厚くなりました。全体の底上げも進んでいるのでしょう。

ただ、ちょっと気になるのは、この上さらに英語やプログラミングまで加えていこうとしていることです。なにもかも学校に押しつけている感がなくもありません。
と同時に、ついていけなくなってしまっている子どもたちも多くなっているのではないでしょうか。どこかで揺り戻しがきそうにも思えるのですが。

もうひとつ、今回の調査で保護者の方に気にしていただきたいことが一つ。
親は学校で習っていることについて子どもに尋ねるかどうかについて、4つの選択肢(「毎日あるいはほとんど毎日」「週に1回か2回」「月に1回か2回」「1回もない、あるいはほとんどない」)で質問したところ、「毎日あるいはほとんど毎日」と回答した小学4年生は21%であり、国際平均値の65%よりも44ポイント下回った。
また、「1回もない、あるいはほとんどない」と回答した児童の平均得点が、その他の選択肢を回答した児童よりも低い傾向が見られた。

とのことです。もっと、もっと、学校で学んでいることを親は子どもに問いかけた方が良いということですね。



神奈川県大和市の塾『宮崎教室』 塾長 宮崎智樹 (みやざき ともき)
宮崎教室 http://miyajuku.com

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