朝日小学生新聞
  • 毎日発行/8ページ
  • 月ぎめ2,100(税込み)

■朝小を授業でフル活用しています!■

「読む」ということでは、「本」と並んで「新聞」があります。
今年7月の「第1回現代人の語彙調査」(ベネッセコーポレーション)では、語彙力の高い人に特徴的だったのはやはり、本や新聞による言葉のインプット、でした。
“読書が良いことだ”とはいえ、本を読む習慣がない小学生(中・高学年)に、読む習慣をつけるのは、容易なことではありません。子どもたちはすでにテレビやゲームの面白さを知り、色々な習い事で忙しい現実があるからです。
 
本の中で1つの物語を完結させるには、数十ページから二・三百ページの量を読み通さなければなりません。ある一定の時間と日数を必要とし、根気や睡魔との戦いなど様々なハードルを越える必要があります。また、読み終えなければ挫折感を感じることもあるでしょう。
そこで「新聞」を読むことをオススメしたいのです。朝日小学生新聞の記事の文字数は、「天声こども語」が374字、「ニュースあれこれ」(1つの記事で)が200字前後、「机の前に貼る一行」で500字前後、一面のトップ記事はおおよそ1500字以内と、平均すると600字程度が1つの記事の文字数となっています。

文字を読む速さを自塾の小学生(中・高学年)で計ったところ、1分間に600~900字でした。つまり、2~3分で1つの記事が完結します。
その記事から感じたり考えたりして立ち止まることを含めても、5分・10分という「スキマ時間」を利用することで、読めることになります。

子どもたちの関心事は「自分と家族」の範囲から、少しずつ外に向かって拡がっていきます。学校での学習の中や、日々の世の中で起きている様々なニュースから、知っていなければならないことがたくさんあることに気付くようになります。
そんな時に、あらゆる分野にわたり最新・最先端の情報がわかりやすく解説された新聞を読むことは、視野を広げ、自分の意見を持つことにつながります。新聞を少しずつ読み始めましょう。

東京都練馬区の塾『受験 松井塾』 松井光裕(まつい みつひろ)
松井塾 http://www.matuijuku.com

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