朝日小学生新聞
  • 毎日発行/8ページ
  • 月ぎめ2,100(税込み)

■朝小を授業でフル活用しています!■

新聞を教材にして10年になる。きっかけは、子どもたちが家庭のなかで、新聞ばかりかTVのニュース番組も見なくなり、あまりにも今起きている事件や現実を知らなさすぎると感じたことだ。社会に関心を持ったり、事実を知ったりすることが、考えるきっかけになるはずだが、そのきっかけがなさすぎる。
毎年、夏期講習に入って最初に取り扱う記事は決まっている。太平洋戦争末期の1945年3月10日の東京大空襲、6月23日の沖縄戦、そして8月6日・9日の広島・長崎への原子爆弾の投下の事実だ。戦後から71年の経過は、家族のなかに戦争体験者がひとりもいないということでもある。戦争の悲惨な記憶をだれかがきちんと子どもたちに伝えなければならない。
「戦争に反対する心」を持ち続け、「核なき世界」の実現は、まず事実を知ることから始まるはずだ。

この夏は、小5の総合クラス2教室で朝小(2016.8.4~6「核なき世界へ 上・中・下」)などを活用しました。宿題で音読を3回させ、授業では関連事項やエピソードを解説します。子どもたちは記事を切り抜き、辞書や地図張をフル活用し、調べたことを徹底的に書き込みます。

音読の練習の仕方
(1)句読点を意識すること。  
(2)話題の変わり(段落)を意識すること。
(3)見出し・リード文にメリハリをつけて読むこと。 
(4)音読は一人よがりにならず、滑舌や声の大きさに気をつけて、相手に伝えることを意識すること。



東京都練馬区の塾『受験 松井塾』 松井光裕(まつい みつひろ)
松井塾 http://www.matuijuku.com

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