朝日小学生新聞
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■2020年大学入試改革を前に知っておきべきこと■

今回の改革がなぜおこなわれるのか、ということです。それは、このままでは日本に未来はない、といった危機感があるからです。中教審が示した日本の現状は「生産年齢人口の急減、労働生産性の低迷、グローバル化・多極化」というものです。そして、その変化のスピードは、ものすごい勢いです。
こうした潮流に対応するには、今までのような教育を続けていてはいけない。これからの時代を生き抜く子どもたちを育むためには、ここで大きな教育改革をおこなう必要がある、といったことがこの改革の大義名分です。
それでは、今までの教育がダメな点はどこにあるのでしょうか。実は、小学校、中学校では、すでに新しい教育がどんどん採り入れられています。「基礎的な知識、技能を利用して、課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力等の能力」を身につけさせています。
しかし、高校では相変わらず知識偏重の「従来型の学力」が重視されています。なぜなのか?  それは大学入試が知識の暗記・再生に偏ったままだからです。教育を変えるには大学入試を変えるしかない。それが2020年の高大接続改革です。次回は、そうした改革に向けて、親はどんなことに留意して子どもの教育にあたれば良いかについてお伝えします。

神奈川県大和市の塾『宮崎教室』 塾長 宮崎智樹 (みやざき ともき)
宮崎教室 http://miyajuku.com

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