朝日小学生新聞
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■中学受験を乗り切るために、親が知っておきたいメンタルサポート術■

Q.勉強をいくらしても成績が上がりません。我が子が不憫でなりません。どうすれば成績が上がるのでしょうか?
A.然るべき時間を割いているのに成績が上がらない――頑張る心もいつか折れてしまうのではないかと心配になりますよね。
さて、勉強をしても成績が上がらないのは「勉強の仕方が間違っているから」です。机に座り、鉛筆を動かすことが即勉強に結び付くわけではありません。
学習したことを点数に結び付けるためには、その学びが“腑に落ちた”のち、“アウトプット(正解を導き出すこと)の練習”に取り組む必要があります。
腑に落ちているか否かの確認は簡単です。「この問題、どうやって解いたの?」と子どもに聞き、説明させれば良いのです。自分の言葉で他者を納得させる説明ができなければ、その勉強は「塾で習ったことを何となく真似しているだけ」です。
また、「わかる事」と「できる(解ける)事」は違います。頭でわかったつもりになっていても、自力で正解を導き出すことができなければ、「解ける」事にはなりません。これがアウトプットです。
腑に落ちた(質の確保)上でアウトプットの練習(演習量の確保)に取り組めているか、いま一度、勉強方法を見直してみましょう。

【プロフィール】
安浪京子先生
安浪京子(やすなみ・きょうこ)
1976年、岐阜県生まれ。中学受験算数専門プロ家庭教師「(株)アートオブエデュケーション」代表をつとめ、毎年多数の合格者を出している。著書に『きょうこ先生のはじめまして受験算数』(朝日学生新聞社)他、連載、講演、セミナーなど多数。
きょうこ先生のブログ http://ameblo.jp/prestige-partner/

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