朝日小学生新聞
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2017年の都内の中学・高校入試は終了した。「えっ!まさか」という結末もなくはないが、番狂わせはそう多くはない。
失敗の原因を分析することは大事なことだが、今回は合格者の中からその理由を参考にしてもらいたい。

はじめに、「私の家では、夜9時になるとテレビを消します」と言うA子の話だ。聞けば中学3年という受験学年だからということではなく、小学生の時からの習慣だそうだ。
当然ながらその家庭の習慣は彼女を読書家にした。読む力は、国語を得意科目にするばかりか、歴史の勉強時間をも短縮させた。
したがって、じっくりと考える時間が確保出来るのだ。実は彼女は数学が一番の不得意科目で入塾したが、今や数学が面白くなり、得意科目になったのである。
彼女は余裕を持って、第一志望の公立高校に合格をした。

次に、小学生のB男の話である。「息子が、算数で解らない問題があると、30分でも40分でも、場合によっては1時間でも2時間でも考えているんです」
「他の教科の宿題が終わらないので、解らないのは飛ばして先生に質問しなさい」お母さんからの相談だ。素晴らしい、彼は納得するまで自分で考えたいのだ。勉強の極意である。
他の教科の先生には申し訳ないが、算数は間違いなく伸びると確信した。もちろん彼は第一志望の私立中学に合格をした。

最後に、「携帯・スマホは持っていません」「兄や姉も高1からでしたから」とサラリと言う中学3年のC子の話だ。
実は私の感覚では、「エッ!まさか?!」という驚きなのだが、生徒たちの話によると、中学校では今や学級やクラブ活動の連絡は、ラインが当たり前になっているらしい。
彼女の学校ではそこまでのことはないようだが、そのような中で彼女は生徒会長やクラブの部長もやってきたわけだから立派だ。周りの雑音などに惑わされることもなく、集中して勉強ができただろう。
結果としてこれ以上がないという内申点をとり、受験の結果は言うまでもない。

それぞれの結果にはそれぞれの原因があるが、どれにも共通することは“性格”と“習慣”のようだ。
私は授業の合間に何度か黒板に書きたくなる。「性格が能力をつくる」「習慣は能力を超える」と。

東京都練馬区の塾『受験 松井塾』 松井光裕(まつい みつひろ)
松井塾 http://www.matuijuku.com

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