朝日小学生新聞
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成績が振るわない生徒たちはすぐに答えを知りたがる。ややもすれば親までも「早く答えを教えてやってください」と言いかねない。
塾の先生の役目や塾へ行かせる目的は、勉強のやり方から始まり、覚え方、計画の立て方、はては予想問題は?ときりがない。そこにはどこにも学習の自立が見えないのだ。

そんな生徒たちには幾つかの共通した特徴がみられるが、なかでも大きな問題は「読まない」ことだ。いや、むしろ「読めない」と言ったほうが正確かもしれない。
言葉の意味がわからなければ何が書いてあるのか、相手が何を言いたいのかわからない。読み取れない聞き取れないばかりか、書き留めることも、覚えることも難しい。

国立情報学研究所の調査では、公立中学校生の約5割が教科書の内容を読み取れておらず、約2割は基礎的な読解もできていないという報告(2016年)もある。
人工知能に詳しい新井紀子先生は、教科書をきちんと読めるように基本的な教育を徹底するのが先決ではないかと主張している。

正確な読みはすべての活動の基本だ。教科書をきちんと読む力の育成は学習の根本なのだ。ともかく読む、読む、読む、だ。本を読む、新聞を読む、漫画を読む、教科書を読む、、、。必然的に語彙が増え、読むことが速くなる。
読まないで勉強はあり得ない。学習の土台は「読む力」であり、その上にもう一度考えたり整理するために書き留める、わからなければ調べてみる、もちろん“自分で”である。
それがあってこその「考える力」につながる。言葉を「読む・書く・調べる」の3つの力こそが、一生モノの「独習力」なのではないだろうか。
独習力をつけさえすれば、いつでも、どこでも勉強は始められる。そして大事なことは、この3つの力はもともとの能力ではなく“読む習慣”によって形成されるモノであると知ることである。

東京都練馬区の塾『受験 松井塾』 松井光裕(まつい みつひろ)
松井塾 http://www.matuijuku.com

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