朝日小学生新聞
  • 毎日発行/8ページ
  • 月ぎめ2,100(税込み)

■教育にかける時間とお金の有効活用術■

年も変わってなんとなく受験ムードが強まるこの時期。実際に受験を控えている家庭では、模試の結果や過去問の結果をみながら一喜一憂することがますます増えます。
東京・神奈川に限っていえば、2月1日の解禁日まで1か月を切りました。そんな不安や心配を振り払う言葉をご紹介します。

弱気は相手を強気にさせる
弱気は強気に押し切られる
強気は弱気を制していく
強気は強気をも押し退ける

これは元プロ野球監督の星野仙一さんの言葉だそうです。前職で、仕事がうまくいかず、ぼやーんとしていた頃に知り合った言葉です。当研究所の受験生にも最近、伝える機会を増やしています。
結果が思うように出ず、理想と現実がかけ離れるほど、人は弱気になります。勉強にも手がつかなくなります。落ち着いて学習できません。弱気になると結局、机に向かう時間が減るのです。

大半の小学生にとって、学びとはその質、ではなくその量です。量こそがものをいいます。なのに弱気になって、あれこれ考え込んでしまうがために、最も大事な学習時間数を確保できなくなると、結果は上向きません。
結果が思うようにでてないのは、周りも同じだと考えて、強気に、攻め続けた子、家庭が受験には勝ちます。志望校を変に下げたり変えたりすればするほど、不合格への階段を転げ落ちます。

強気に第1志望に向けて、動き続ければよい結果を得られます。もし得られなくとも、その経験はその後プラスの経験として活かせます。
「攻撃は最大の防御」でもあります。学習し続けることがもっとも合格に近づける方法です。


【プロフィール】
安浪京子先生
沖山賢吾(おきやま けんご)
1977年東京都八丈島生まれ。東大難関大受験専門永田塾で英語講師・校舎長、リソー教育グループで新規顧客営業を担当。「塾の先生」とは異なる経験から包み隠さず助言がもらえると「コア」なファンが多い。現在は沖山教育研究所を構え、先を見据えた研究・提案を重ねている。
沖山教育研究所FB https://www.facebook.com/okiyamakengo/

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