朝日小学生新聞 朝日中高生新聞 デジタル for School

活用事例

学校名 香里ヌヴェール学院 中学校・高等学校(大阪府寝屋川市)
利用学年 高校3年生


 2017年に共学化し、校名を変更した同校。同年から総合的なICTメディアリテラシー育成のために環境整備を行ってきた。現在は、1人1台のiPadを始め、ロイロノート、Classi(クラッシー)、スタディサプリなどの学習支援サービスが提供されている。

 今年度から紙の朝日中高生新聞を購読し、田村かすみ副校長の紹介で「朝日中高生新聞 デジタル for School」を利用し始めたのは昨年9月。国語科の美濃千鶴先生、ICT委員会委員長の田中悠樹先生、図書館司書の林博美さんに活用の仕方を聞いた。

■小論文の教材
 20年10月、国語演習で朝中高10月11日号の「天声人語で200字作文」を使用し、50分2コマの授業を行った。最初にオンライン上で配信されたコラムを読み、「デジタル時代の危険性」というテーマから思い浮かぶキーワードを5つ書き込む。その中から一つ選び、キーワードから連想される言葉をつなぎ、思考を広げる。デジタル時代・社会に生きる人々に有効な「新しい標語」と、その解説を考え、根拠や具体例も交えて600字で論じる。

授業の様子=同校提供

授業の様子=同校提供

生徒が作成したクラゲ・チャート=同校提供

生徒が作成したクラゲ・チャート=同校提供

■図書室ニュース作り
 新聞に触れるきっかけをつくることを目的とし、高1、2年の図書委員が記者となり、朝中高のおすすめの連載を紹介する。高校生ならではの視点で、連載の内容や推薦のポイントをまとめる。制作した図書室ニュースは、図書室前の掲示板や職員室前のデジタルサイネージで生徒に紹介され、新聞への興味関心を高める取り組みをしている。

2021年1月号図書館だより=同校提供

2021年1月号図書館だより=同校提供

 期末試験の国語で時事的な題材を取り扱う際の参考資料として使用することもあるという。また、進路指導の一環として、個々の進路に応じた記事を紹介し、面接の想定問答に役立ててもらうこともあるという。

田中先生は「文章を読んだ経験が少なく、何を問われているのかわからない生徒が一定数いる」と指摘したうえで「新聞で活字に触れて、内容をまとめるためのコンテンツとして有効的に活用したい」と語った。(2021年3月)

 

香里ヌヴェール学院 中学校・高等学校
http://www.seibo.ed.jp/nevers-hs/

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