朝日小学生新聞
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防犯グッズ ここをチェック

出典:2017年4月20日付掲載 朝日小学生新聞

入学準備とともに、気がかりなのがお子さんの安全と防犯ですね。新1年生にかぎらず、家と学校、習い事などを行き来するお子さんを危険から守るお勧め安全防犯グッズと、防犯ブザーを買うときのポイントを、セコムIS研究所の舟生岳夫さんに聞きました。


防犯ブザー 100dB以上の大音量を

ランドセルのショルダーにストラップでぶら下げるタイプの防犯ブザーと、さまざまな種類の防犯ブザーが並ぶ防犯グッズコーナー=東京都中央区の家電量販店


ひもを引っ張ると音が鳴るタイプがおなじみですが、ボタンを押すと光るタイプ、「キャー助けてー!」と声が出るものもあります。月に2度くらいは音を鳴らす練習をして、使い方を確認してください。
購入時の注意として、優良防犯ブザーの推奨規定(全国防犯協会連合会)では、85dB以上の音量が要求されています。しかし、できれば100dB以上の大音量タイプを選びましょう。
デザインによっては子どもが操作に戸惑うものもあります。実際に触り、操作しにくそうなものや、もたつくものは避けてください。

ランドセルのショルダーにストラップでぶら下げるだけだと、ぶつけたりなくしたりしがちです。ストラップで取り付け、補助のベルトでショルダーに固定できるタイプを勧めます。
丈夫な構造のものを選んでください。防水・防滴機能が充実していると雨の日も安心です。
ブザーの鳴らし方、止め方にも注目してください。ピンを引いて抜ききるタイプだと、ピンをなくすおそれが。低学年の子どもは、ピンが抜けきらないもの、ボタンを押すタイプの方が使いやすいようです。子どもはかわいいものを選びたがりますが、キャラクターものを禁止する学校もあります。なるべくシンプルなものを選びましょう。
購入した後、同梱されている電池がテスト用の場合、すぐに切れることがあります。音が鳴るか確認してください。

GPSケータイ・スマホ

塾などに行く子どもと連絡が取れると安心です。帰宅時や予定が変わった場合は、親に連絡する習慣をつけさせましょう。子どもの居場所が検索できる機能付きのものもあります。災害時などの連絡にも有効。災害用伝言ダイヤル・伝言板の使い方などを親子で確認しましょう。子どもがボタン一つで助けを求めることができる機能「ココセコム」に対応するジュニア向けスマホもお勧めです。

リフレクター(反射材)

歩行中や自転車の事故防止のために、子どもの存在を車から認識してもらう必要があります。雨の日や夕方には子どもの姿が見えづらいので、持ち物や洋服、自転車本体などに付けるリフレクター(反射材)が必要です。車から認識しやすい明るい色の服を着せることも有効です。



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