朝日中高生新聞
  • 日曜日発行/20~24ページ
  • 月ぎめ967(税込み)

まとめてわかる!ニュース1週間

2月27日―3月6日

2015年3月8日付

27日 高浜原発 京都府と関電が安全協定

 京都府と関西電力は、福井県のたかはま原子力発電所についての「原子力安全協定」を結んだ。事故で停止後の再稼働や原発の増設などの場合は、関西電力が府に事前に説明し、府の意見に対して回答する義務を負う。
 原発のある自治体以外で電力会社に事前説明と回答の義務を課す内容の協定は、全国で初めてとなる。

高浜原子力発電所の地図
(C)朝日新聞社

28日

 フリースタイルスキーのワールドカップが米ユタ州であり、女子ハーフパイプでづかあや選手(26)が初優勝した。

28日

 ラグビー日本選手権の決勝が東京・ちちのみやラグビー場であり、ヤマハ発動機がサントリーを破って初優勝した。

2日

 テニスのにしこりけい選手(25)が、世界ランキング4位に。1995年のクルムきみ選手に並ぶ、日本選手の最高位に。

2日 ラグビー開催地決定 2019年W杯日本大会

 アジアで初めて開かれる2019年の第9回ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の12の開催地が決まり、岩手県かまいし市、大阪府東大阪市、神戸市などが選ばれた=地図参照。15の候補地のうち、仙台市など3カ所は落選した。
 東日本大震災で大きな被害を受けた釜石市では、喜びの声が上がった。

ラグビーW杯2019年開催都市の地図
(C)朝日新聞社

3日「はやぶさ2」全機能正常 JAXA発表

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、昨年12月に打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」=想像図=の全ての機能が正常に動くことを確認し、小惑星へ向けた航行に移ったと発表した。
 はやぶさ2は今年11~12月ごろに再び地球へ接近して、小惑星「1999JU3」へ向かう軌道に入る予定。小惑星へは2018年6~7月ごろに着き、約1年半の滞在後に地球へ向かい、集めた石などを20年11~12月ごろに地球へ持ち帰る計画だ。

3日

 大阪大学は2017年度入試から、一部の学部で実施してきたアドミッションオフィス入試と推薦入試を全学部に拡大すると発表した。

3日 20年に電力の発送電分離 法案を閣議決定

 政府は、電力・ガス業界の一体改革を進める関連法案を閣議決定した。電力会社の送配電網をだれもが公平に使えるようにしたり、家庭向けのガス販売の新規参入を認めたりする内容で、今国会での成立をめざす。
 家庭向けの販売を、電気は2016年4月、ガスは17年をめどに自由化。電力大手から送配電事業を切り離して別会社にする「発送電分離」を20年4月に義務づける。

【発送電分離】日本の電力会社が地域ごとにほぼ独占している「発電」と「送電」を、発電会社と送電会社に分けるしくみ。自然エネルギーによる発電事業を行う小さな会社などが生まれやすく、会社同士の競争によって電気料金が安くなると期待されている。

5日 中国が成長目標引き下げ 全人代開幕

 中国の全国人民代表大会(全人代)が、首都・北京の人民大会堂で開幕した=写真はシーチンピン国家主席(左)とリーコーチアン首相。
 李首相は2015年の国内総生産(GDP)の成長目標を7%前後とし、3年ぶりに引き下げることを発表した。一方、国防予算案は前年と比べて10.1%増の8868億元(約16兆9千億円)で、5年連続で2けたの伸び率となった。

【全人代】中国の国会にあたる全国人民代表大会のこと。中国の憲法で「最高の国家権力機関」と定められている。毎年3月に省や自治区などから約3千人の人民代表(国会議員)が北京に集まり、法律の制定や予算、経済計画などについて約2週間話し合う。

習近平国家主席と李克強首相の写真
(C)朝日新聞社

5日 駐韓米大使が切られ負傷 ソウル

 リッパート駐韓米大使がソウル市内で男に顔などを切りつけられ、大けがを負った。容疑者の男は現場で身柄をこうそくされた。
 調べに対し、2日から始まった米韓合同軍事演習に抗議するために犯行に及んだなどと説明しているという。

5日 監督にハリルホジッチ氏 サッカー日本代表

 サッカー日本代表の次期監督として、前アルジェリア代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏(62、ボスニア・ヘルツェゴビナ)=写真=が決まった。12日に開かれる日本サッカー協会の理事会で承認された後、正式に契約を結ぶ。
 日本サッカー協会は2月3日にちょう問題でハビエル・アギーレ前監督を解任。欧州を中心に情報を収集したうえで、昨年のワールドカップ(W杯)でアルジェリアを16強に導いたハリルホジッチ氏を第1候補として交渉を進めていた。

日付は現地時間 記事の一部は朝日新聞社の提供です

関連記事

最新の記事

    記事の一部は朝日新聞社の提供です。

    • 朝学ギフト

    トップへ戻る