朝日中高生新聞
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まとめてわかる!ニュース1週間

5月31日-6月4日

2021年6月6日付

9都道府県の緊急事態宣言が再延長

 新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が1日、東京や大阪など9都道府県で再び延長された。3度目の宣言は4月25日に始まったが、感染が収まらない。延長の期間は20日まで。
 東京都内では酒類を提供する飲食店などへの休業要請は続く一方、政府の方針を受けて1カ月余り休業していた映画館などは営業を再開。待ちわびた利用客から歓迎する声があがった。
 東京国立博物館や国立科学博物館などは、事前予約制で入場者数を制限して開館。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)は平日のみ営業を再開した。来場者数の上限は5千人とする。昨年12月から休園が続いていた上野動物園(たいとう区)などの都立動物園や水族園も4日から再開した。
●ワクチン、21日から職場や大学でも
 ワクチン接種の加速化を図る政府は1日、職場や大学などで行う「職域接種」を21日から始めると発表した。国や都道府県による大規模接種、市区町村の接種に加え、三つの接種ルートができることになる。

31日 大坂なおみ選手が全仏棄権 テニス

 テニスの4大大会、全仏オープンに出場していたおおさかなおみ選手(23)が棄権を表明した。大会の規定で義務づけられている記者会見への出席を拒否し、主催者側から1万5千ドル(約165万円)の罰金処分を受けていた。
 棄権した理由について、自身のツイッターに「大会や他の選手、私自身の健康を考えると、私が大会を棄権することがベストだと思う。邪魔になりたくなかった」などと書き込んだ。
 4大大会を初めて制覇した2018年の全米オープン以降、「長い間、うつに苦しんでいた」とも告白。「少しの間、コートから離れようと思っている」ともつづった。

31日 中国、3人まで出産認める方針

 中国共産党は、子どもを産める数の制限を緩和し、3人までの出産を認める方針を示した。中国は2016年に「一人っ子政策」を廃止し、2人までの出産を認めたが少子高齢化に歯止めがかからず、再び緩和を迫られた。
 5月に発表された人口調査の結果によると、中国の全人口は過去最高の14億1178万人となる一方、15~59歳の生産年齢人口が減少。出生数も前年比で2割ほど落ち込み、人口減少が早まる可能性が指摘されていた。
一人っ子政策
 中国で人口抑制のため1979年からとられた、夫婦に原則子ども1人しか認めない政策。違反すると罰金などが科された。その影響が働き手の減少などに出ている。

1日 バスケBリーグ、千葉が初V 

 プロバスケットボールBリーグのチャンピオンシップで、千葉ジェッツ(東地区2位)が、4季ぶり2度目の優勝をねらった宇都宮ブレックス(同1位)を破り、悲願の初優勝を成し遂げた。

1日 ソフトボール豪州代表来日 五輪

 東京五輪に向け、ソフトボール女子豪州代表の選手たちが海外選手団の先陣をきって来日した。五輪直前の7月17日まで滞在する、事前合宿地の群馬県太田市に入った。空港でのけんえきでは、新型コロナウイルスの検査のためにえきを採取して提出。全員の陰性が確認された。全員がワクチンを接種している。

2日 生活保護申請、11年ぶり増加

 2020年度の生活保護の申請件数と、決定を受けて新たに利用を始めた世帯数が11年ぶりに増加に転じたことが、厚生労働省の調査でわかった。
 20年度の申請件数は22万8081件で前年から2.3%増、利用開始世帯数は20万2856世帯で2.1%増だった。どちらも、前年度から増えるのは世界的な経済危機「リーマン・ショック」の影響を受けた09年度以来。新型コロナウイルスの影響による厳しい雇用情勢などが反映された。

3日 雲仙・普賢岳 大火砕流から30年

 40人が死亡、3人が行方不明になった長崎県のうんぜんげんだけの大さいりゅうから30年を迎えた。地元のしまばら市ではついとう式が開かれ、遺族らが犠牲者をしのんだ。

3日 沖縄、感染拡大で県立高を休校に

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が出ている沖縄県は、7~20日の県立高校の休校など新たな強い措置を決めた。10歳未満や10代への感染拡大が見られるという。県内では医療のひっぱくが深刻化している。この日も新たに244人の感染が発表され、療養者数は2754人と過去最多を更新した。

日付は現地時間。記事の一部は朝日新聞社の提供です。

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