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2018年8月19日付
スズキとマツダ、ヤマハ発動機の3社は、出荷前の自動車や二輪車の排ガスや燃費を測定する検査で、検査条件を逸脱した無効な測定を有効なものとして処理する不正が見つかったと発表した。スバルと日産自動車で排ガス・燃費の測定データ改ざんが発覚し、これを受けた社内調査で不正が判明した。
各社の発表によると、不正は計6480台で見つかり、うちスズキが6401台を占めた。スズキの鈴木俊宏社長は記者会見で「チェック体制の不備で、会社に責任がある」と謝った。
日本大学の応援リーダー部(チアリーディング)の女性監督から暴言などのパワーハラスメント(パワハラ)を受けたとして、女子部員が日大側に被害を申し立てていることが分かった。日大はこの日付で監督を解任。学内の人権救済委員会が近く調査の結論を出す、としている。
女子部員側がこの日発表した文書によると、けがからの復帰が遅れていたことについて「本当はできるんじゃないの?」と疑い、試合に出場させようとしたなどの言動があった。女子部員は他の部員からも責められ、大学に通えなくなったという。
日大は、監督を解任した理由について「学生の指導に支障を来す恐れがあると判断した」と説明している。
パワーハラスメント(パワハラ)
職場や学校などで、地位が上であることを背景に本来の役割の範囲を超え、相手に精神的、身体的苦痛を与えること。「ハラスメント」は「いじめ・嫌がらせ」の意味で、「セクシュアルハラスメント」(セクハラ=性的嫌がらせ)とともに、大きな社会問題になっている。
文部科学省は、全国の国公私立の小中学校や高校、幼稚園など1万2652校で安全性に問題のあるブロック塀が見つかったと発表した。塀の高さや補強の壁が国の基準を満たしていなかったり、老朽化したりしていた。このうち約8割の1万140校は撤去や注意喚起などの応急対策が済んでいるが、約2500校では終わっていない=写真は6月、香川県高松市。文科省は同日、これらの学校についても速やかな安全対策を求める通知を出した。
6月の大阪北部地震で大阪府高槻市立小学校のブロック塀が倒れ、登校中の女子が亡くなった事故を受けて、文科省が調べていた。全国の国公私立学校計5万1082校について塀の安全点検を要請し、7月末までの状況をまとめた(数値は文科省が13日に修正した数)。
(C)朝日新聞社
群馬県の防災ヘリコプター「はるな」(乗員9人)が飛行中、行方が分からなくなり、同県中之条町の山林に墜落しているのを自衛隊機が見つけた。県は11日、乗員9人全員の死亡を確認したと発表した。
墜落直前に予定のルートを外れて急旋回していたことや、緊急時に遭難信号を自動的に発信する「航空機用救命無線機」が作動していなかった可能性があり、県警や国の運輸安全委員会などが調査を進めている。
自民党の石破茂・元幹事長(61)=写真=が9月の党総裁選挙に立候補する意向を正式に表明した。森友・加計学園問題をめぐる安倍政権の対応などを念頭に、「正直、公正」な政治姿勢を打ち出した。連続3選を目指して今月下旬にも出馬表明する見通しの安倍晋三首相(63)との一騎打ちとなる公算が大きく、6年ぶりの選挙戦となる。
石破氏は、鳥取1区選出で連続11回当選。総裁選への立候補は2008年と12年に続く3回目で、12年は党員・党友の地方票で安倍首相を圧倒したが、国会議員票で逆転を許した。
(C)朝日新聞社
東京・辰巳国際水泳場で開かれた競泳のパンパシフィック選手権で、高3の池江璃花子選手(18)=写真=が女子100メートルバタフライで優勝した。池江選手にとって主要国際大会初の金メダル。200メートル自由形では銀メダルに輝き、リレー種目でも二つのメダル獲得に貢献した。
日本は今大会、金メダル6個を含む23個のメダルを獲得。金は過去最多だった前回の7個から1個減らしたものの、メダル総数は19個から4個増えた。
(C)朝日新聞社
太陽に肉薄する米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が、米フロリダ州の空軍基地から打ち上げられた。初めて太陽の大気「コロナ」に突入し、直接観測する。
金星の重力を使って軌道を変えて周回しながら11月に太陽に最初に接近する。1976年に探査機ヘリオス2号が、太陽表面から4300万キロまで近づいているが、今回は約600万キロまで迫る。
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会などで日本代表として活躍し、今月、オーストラリア1部リーグのメルボルン・ビクトリーに移籍した本田圭佑選手(32)が、カンボジア代表の事実上の編成トップに就任した。契約期間は2年。チーム構成や指揮に対する全権を任される予定で、コーチングスタッフの一人として実質的な監督の役割も担うという。
現役選手が他国の編成トップを担うのは異例。初戦は、9月10日にカンボジアで行われるマレーシア戦を予定している。
千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたソフトボールの女子世界選手権決勝で、世界ランキング2位の日本は同1位の米国に延長十回6―7でサヨナラ負けし、2大会連続の準優勝に終わった。
米国は5投手が継投したのに対し、日本はエース上野由岐子選手(36)=写真=が同日にあった3位決定戦、決勝を連投した。
(C)朝日新聞社
520人が犠牲となった日本航空のジャンボ機墜落事故から33年。命日のこの日、墜落現場となった御巣鷹の尾根(群馬県上野村)を272人の遺族が訪れ、墓標に手を合わせた=写真。夕刻には尾根のふもとで追悼の式典があり、参列者は墜落時刻の午後6時56分にあわせ、520本のろうそくをともし、黙禱を捧げた。
日航機墜落事故
11200年8月12日、日航ジャンボ機が御巣鷹の尾根に墜落した事故。520人という犠牲者の数は、1機だけの事故では現在でも世界最悪。機体は米ボーイング社のもので、墜落の7年前にあった事故後の修理にミスがあったため、機体の一部が壊れて操縦できなくなったとみられている。
(C)朝日新聞社
夏の夜空を彩るペルセウス座流星群がこの日、ピークを迎えた。今年は新月の時期のため、月明かりの影響がない最高の条件。好天だった地域では一瞬で見えなくなる小さな流れ星や、まぶしく光る大きなものまで多くの流れ星が見られた=写真は山形県小国町。
(C)朝日新聞社
インドネシアのジャカルタで行われる第18回アジア競技大会(18日~9月2日)の日本選手団結団式が、東京都内で開かれた=写真。40以上の競技で465種目が行われ、日本選手団は選手762人が出場する。ネットをはさんで足や頭でボールを返し合うセパタクローなど、五輪では行われない競技もある。
選手団の主将を務める陸上短距離の山県亮太選手(26)は、開催まで2年を切った東京五輪に向けて「アジア大会から未来につながるバトンを東京に届けられるよう、全力で戦いたい」と決意表明した。
(C)朝日新聞社
イタリア北部ジェノバで幹線道路の橋が崩落し、通行中の車などが巻き込まれた。死者数は39人に上り、行方不明者の捜索も行われている。
崩落したのは川や鉄道の上にかかる高架橋。地元メディアなどによると、全長約1.2キロの橋のうち長さ約200メートルにわたって崩落。車など30台以上が約40メートル下の地面に落下した。原因として維持管理の不備や老朽化などが指摘されており、当局は橋を通る道路の管理会社を捜査している。
この日、試算が公表された2019~21年の国際連合通常予算の分担率で、中国が12.01%で日本を上回り、米国に次ぐ2位となるのが確実となった。1位の米国は上限の22%で変化なし。日本は現在の9.68%から8%台に減る。
分担率は加盟国の国民総所得などを基に3年ごとに算出。今回は世界第2の経済大国で成長を続ける中国の経済規模を反映した。正式な分担率は国連総会での交渉を経て年末に決まる。
73回目の終戦の日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京都千代田区)で開かれた。全国から5236人の遺族が集まり、約310万人に上る戦没者を悼んだ。出席した安倍晋三首相は式辞で「戦争の惨禍を二度と繰り返さない。歴史と謙虚に向き合い、この誓いを貫く」と決意を表明した。
84歳の天皇陛下は来年4月末に退位を控えていて、平成最後の追悼式となった。陛下は「過去をかえりみ、深い反省とともに今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願う」と「おことば」を述べた=写真。
(C)朝日新聞社
気象庁は、鹿児島県屋久島町の口永良部島の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から4(避難準備)に引き上げた。居住地域に被害が及ぶ噴火の可能性が高まったとしてレベルを引き上げたのは、新岳で爆発的噴火が発生して全島避難した2015年5月以来。引き上げを受け、屋久島町は島全域の住民(人口105人)に避難準備・高齢者等避難開始を発令した。
日付は現地時間。記事の一部は朝日新聞社の提供です。
記事の一部は朝日新聞社の提供です。