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朝日小学生新聞 2020年6月4日付け
イラスト・すぎうらあきら
新がたコロナウイルスの感せんの広がりで休校がつづいていたため、今月から学校に通うようになった人がたくさんいます。雨の多い季節でもあり、交通じこが心配されます。通学路などで気をつけたほうがよいことを、全日本交通安全協会(東京都千代田区)に聞きました。(前田奈津子)
道路のわたり方
車の通りに注意
1年生の中には、通学する道になれていない人がいるかもしれません。ほかの学年の人も、学校の行き帰りの道を大人といっしょに歩いてみましょう。道路のわたり方や、車がたくさん通る道など、じこにつながりやすい場所をたしかめてください。てんけんすることで「気をつけよう」という心がけにつながります。
毎日の行き帰りは、注意しながら歩きましょう。おうだん歩道をわたるときは、しんごうが青にかわってもすぐに進んではいけません。左右の安全と、車が止まっていることをたしかめてからわたりましょう。
子どもは車の運転手から見えにくいことがあります。気づいてもらってから、おうだんするようにしましょう。手をあげるなどして、「わたりますよ」との意思がつたわるようにしてください。
左右見てからわたる/気づいてもらう
雨の日は見えにくい
6月は雨が多い時期です。雨の日は、かさをさすのでまわりが見えにくく、雨の音でまわりの音が聞こえにくくなります。車の運転手は外が見づらく、道がすべりやすくなります。
雨の日は、明るい黄色などのかさや服をえらんで、まわりから気づいてもらいやすいようにしてください。
子どもがまきこまれる交通じこで、多いのはとび出しです。たとえば、友だちが道の向こうでよんでいてもすぐに行こうとしてはいけません。まず、止まって左右を見てからわたりましょう。車が近づいているかもしれません。車は急に止まれないことをわすれないでください。
学校の行き帰りは、決められた道を通り、より道をしないでください。これからも交通ルールを守って、安全に気をつけて歩きましょう。(主に3年生までに習う漢字を使いました)