インターネットの歩み 上 社会の変化

出典:朝日小学生新聞 2018年4月30日付

90年代、授業で活用わずか
 インターネットはもともと、1960年代にアメリカ国防総省が軍事用として開発したのが始まりです。その後80年代に民間に広がり、日本では93(平成5)年から本格的にサービスが始まりました。

 今ではインターネットを授業などに活用する学校はめずらしくありませんが、96(平成8)年4月の朝小紙面には「学校にインターネット」という見出しの記事が。「小学校には一校当たり平均五・三台のコンピューターがそなえられています。しかし、インターネットにつないでいる学校はごく一部です」などと紹介されています。

 その後の紙面を見てもホームページを設けたり、授業でインターネットを活用したりする小学校の話題がちらほら。当時は、インターネットを使って何かすること自体が「ニュース」になっていたことを表しています。

家にいながら買い物 自動運転は実験段階
 エンピツを買おうと、家のコンピューターを操作し、画面に仮想タウンをよび出した。仮想タウンには、文房具店や本屋、レコード屋など、いろいろな店があり、家にいながら気軽に買い物を楽しめる。(中略)代金は、本物のお金と同じ価値を持ち、コンピューター内で使われる電子マネーで支はらった。商品は、宅配便で自宅にとどけられる。

 実はこれ、1996(平成8)年1月3日付の朝小にのった記事の一部です。専門家が予測した、約20年後の生活の様子を紹介しています。

わたしたち平成生まれ

1996(平成8)年1月3日付の朝日小学生新聞の記事

 この記事で書かれたような生活は、インターネットショッピングとして実現し、ごく身近なものになっています。気に入った商品をクリックすれば、早ければその日のうちに商品が手元に届くようになっています。

 予測の中ではネット通販以外にも、教科書代わりの「電子ブック」や、家と塾をコンピューターで結んでの授業、ハンドルをにぎらなくても自動的に走る車などが挙げられていました。

 子どもがタブレット端末などで読む「デジタル教科書」は来年4月から小中高校などで使えることが決まっています。また、オンライン授業は今ではスマートフォンでも受講できるサービスがあります。自動運転技術はまだ実用化されていませんが、各地で実証実験が行われています。

 約20年前に、半ば夢物語として思いえがいていた未来は今、ほぼ実現しつつあります。「夢」を現実に変えてきたのが、インターネットなのです。


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