日本選手団結団式&壮行会
「ベストをつくして、子どもの夢につなげたい」「本番では金メダルをねらう」――。ソチ・オリンピック(五輪)の開幕まで2週間あまり。日本選手団の結団式と壮行会が20日に開かれ、参加した選手たちは、さまざまな言葉で今の気持ちを語りました。本番にかける意気ごみが伝わってきます。
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「ニッポン!」のかけ声にこたえたソチ五輪の代表選手たち=どれも20日、東京都港区で |
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日の丸の旗を受け取る小笠原歩選手と葛西紀明選手(右) |
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結団式にはスキー・ジャンプ女子で金メダルの期待がかかる高梨沙羅選手も出席しました |
「力出し切り金を」「未来に夢つなぐ」
結成された選手団は、選手99人と監督や技術スタッフら127人。まだ出場枠が定まっていない競技もあり、今後も代表選手が増える可能性があるそうです。
最年少はスノーボード・ハーフパイプ代表で15歳の中学生、平野歩夢選手。最年長はスキー・ジャンプで7回目の五輪出場となる、41歳の葛西紀明選手です。選手団の主将を務める葛西選手は「一人ひとりのトレーニングの成果と熱い思いをチームジャパンに集結する。日本代表として、ほかの国の人々との友好も深めたい」。
式では開会式で旗手が持つ日の丸の旗が、カーリング女子代表の小笠原歩選手にわたされました。小笠原選手は母親として初めての旗手となります。「私と同じ母親の選手の今後につながるよう、一生懸命プレーしたい。競技では、ミスをしたら温かく見守り、成功したらいっしょに喜んでほしい」と話しました。
壮行会で選手たちは、たくさんの観客からの応援を受けました。「日本代表の自覚がばっちり持てた。ソチではほかの競技の選手と生活するので、いろんなことを学びたい」。こう力強く話したのはフィギュアスケートの町田樹選手。2年前から準備したプログラムでリンクに上がります。
去年の全日本フィギュアで優勝した鈴木明子選手は、応援する子どもたちにメッセージをおくります。「気が引きしまった。ベストをつくして、それが未来の子どもたちの夢につながれば」と話しました。
前回のバンクーバー五輪で銅メダルを獲得したスピードスケートの加藤条治選手は、「本番では金メダルをねらいたい。力を出し切れずに終わることが多いので、今回はのびのびとすべりたい」と意気ごみを語りました。
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