こどもアサヒ

ドキドキ 1年生は初   中間試験
定期試験は入試へのステップ

 3学期制の学校では五月に、2学期制の学校でも6月には中間試験があります。1年生にとっては初めての定期試験です。定期試験ってどんなテスト? 対策は? 塾の先生や朝中読者に聞きました。2,3年生のみなさんも、定期試験への取り組み方を改めて考える参考にしてください。

イラスト・KURO

到達度を把握/勉強方法を身につける機会
結果は内申書に影響/計画的に毎日勉強しよう

棚瀬公仁さん(早稲田アカデミー教務部中学課)

 学校の先生は定期試験を通じて、生徒がどこまで理解しているか「到達度」をチェックするとともに、生徒が復習し、勉強方法を身につける機会をつくろうとしていると思います。スポーツに例えれば、定期試験は練習試合のようなもの。高校入試という大きな大会で活躍するために、自分は何が苦手なのか、どこを強くすればいいのか、効果的な練習方法は何なのか、練習試合を重ねていくことで学んでいくのです。ここで身につけた方法は、大学入試でも社会人になってからも役に立つはずです。
 具体的な方法は人それぞれ違うと思います。目で見て読むだけで覚えられる人もいますが、手を動かして書くと覚えられるという人、声に出して読むことで覚えられるという人もいます。自分はどのタイプか、いろいろ試しながら探してください。「努力しているのに成績が悪い」という人は、能力がないのではなく、努力する方向が違っているのかもしれません。どう違っているか自分でわからなければ、うまくアドバイスしてくれる先生を見つけましょう。
 定期試験の結果は、先生が成績表をつける材料に使うので、内申書に影響します。成績がよければ、そのぶん高校入試のときに行きたい学校に行けるチャンスが広がります。
 試験勉強の大切なポイントは、「計画的に勉強する」ということ。どの教科も「よし、わかった!」と理解することが必要ですが、理解の部分は試験の二週間前には終わらせておいて、試験前2週間は細かい用語などを覚えるために使ってください。何度も反復すると頭に定着するので、「今日は理科、明日は社会」などと一気にやるのではなく、毎日複数の科目を少しずつ何回もやるのが効果的です。徹夜は効率が悪いのでやめましょう。
 やる気が出ない人はゲーム感覚にして楽しむのがおすすめ。「このページの英単語を五分で覚えられるかチャレンジしてみよう」など、自分で前向きに楽しむ工夫をするといいでしょう。

定期試験とは? 学期内に「中間」「期末」

 学期の途中に実施される「中間試験」と、学期末に実施される「期末試験」があります。3学期制の学校は年間5回、2学期制の学校は年間4回が一般的。中間は国・数・英・理・社の5教科、期末は実技科目も含め9教科の試験を、学校が数日にわたって実施します。(年間の試験回数や試験教科数などは学校によって違います)

 


1年生へ
朝中特派員からアドバイス

毎日ちょっとずつやるのがコツ
山下さん (東京・2年)
 中一の最初の定期試験は勉強のコツがつかめなくて、試験前に一気にやろうとしたら範囲が全部終わりませんでした。そこでわかったのは、「毎日ちょっとずつやる」のがいいということです。数学の解き方や英文法などは授業で習ったことをコツコツと復習しておいて、テスト前は問題を解くことを中心にしています。部活が始まると疲れてしまって毎日の復習は大変になりますが、なるべく少しずつやったほうがいいです。
 試験前はテレビを見るのをがまんして、どうしても見たい番組は録画しておいて試験後に見ています。

漢字間違えに注意、最後は見直し
松下さん (大阪・2年)
 普段から塾で予習や復習をやっているので、試験前は社会などの暗記ものを中心にやっています。わからないところは普段から積極的に先生に聞いたりして、理解しておくことが大切だと思います。
 どの教科でも、漢字の書き間違いに注意してください。小学校では漢字が書けなくても答えが合っていれば△がもらえましたが、中学校はそんなに甘くないので。テストの最後には必ず見直しをするといいです。英語の試験は小学校にはないので最初は緊張しましたが、中一の最初はそんなに難しくなかったです。試験は何回もやっていくうちに慣れるので、あまり緊張しなくても大丈夫です。

 


朝日中学生ウイークリー2008年4月27日号

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