4月2日〜8日のニュース
朝日中学生ウイークリー
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携帯電話端末、どの通信会社でも使えるように―総務省が指針  4月2日
 携帯電話の端末がどこの通信会社でも使えるように、総務省は各社がかけている制限を解除する方針を打ち出した。携帯電話に挿入されている電話番号などの情報を記録した「SIMカード」は、他社で使えないように端末に「SIMロック」と呼ばれる制限をかけている。解除について、通信会社も大筋で合意。法制化はしない考え。

 

人そっくりのロボット開発―阪大など  3日
本物の女性そっくりで、遠隔操作ができる人型ロボット「ジェミノイドF」を大阪大学などが開発した。ロボット製作会社が5月から約1000万円で販売する予定。操作者が笑ったり怒ったりする表情がコンピューターを通じて情報が送られ、ロボットもすぐ同じ顔になる。スピーカーが内蔵され、ロボットの前にいる人と会話もできる。科学館の展示などでの利用が期待されている。

 

iPad、米の発売初日に30万台売れる  5日
米国で3日に発売された「iPad」が初日に30万台以上売れたと、米アップルが発表。注目されている電子書籍はiPad経由で1日で25万冊以上売れ、好調な滑り出しになった。

 

山崎さん宇宙へ出発―ISSに物資を運ぶ責任者  5日
米航空宇宙局(NASA)は、山崎直子飛行士(39)ら7人が乗り組むスペースシャトル・ディスカバリーを打ち上げた。7日に国際宇宙ステーション(ISS)に到着、山崎さんを長期滞在中の野口聡一さん(44)が出迎えた。
母親でもある山崎さんは今回が初飛行で、ISSに物資を運ぶ責任者を務める。日本の女性飛行士の宇宙飛行は1998年の向井千秋さん(57)以来、12年ぶり。飛行は13日間の予定。
81年に初めて打ち上げられたスペースシャトルは、老朽化と、1回1000億円とされる打ち上げ費用の高さのため今年で役目を終える。2011年にISSに長期滞在することになっている古川聡さん(46)らはロシアのソユーズ宇宙船で向かうことになる。

 

放鳥トキ、初めて産卵確認―新潟県佐渡市で 7日
環境省は、新潟県佐渡市で放鳥された国の特別天然記念物トキの初産卵が市内で確認されたと発表した。トキが自然界で産卵したのは1979年以来、31年ぶり。順調にいけば、今月下旬にもひなが誕生する。

 

世界初ウナギの完全養殖に成功―水産総合研究センター 8日
「かば焼き」などで人気のニホンウナギの「完全養殖」に世界で初めて成功したと、水産総合研究センター(横浜市)が発表した。人工授精で生まれたニホンウナギに卵を産ませ、ふ化した幼生を育てた。ニホンウナギの生態はまだよく分かっておらず、これまでは養殖に頼っていたため、安定供給につながる可能性がある。

 

米ロ、新核軍縮条約に署名―「核なき世界」へ前進  8日
オバマ米大統領とロシアのメドベージェフ大統領はチェコの首都プラハで、両国が2千数百発ずつ配備している戦略核を、7年以内にそれぞれ1550発以下に減らす新核軍縮条約に署名した。オバマ大統領が昨年に「核なき世界」をめざすと演説したプラハで、全世界の核兵器の95%を持つ両国が新たな核軍縮へ向けて動き出した。
新条約は1991年に署名し、昨年12月に失効した第1次戦略兵器削減条約(START1)を継ぎ、新STARTと呼ばれる。大陸間弾道ミサイルなどの運搬手段についても新しい制限を設けた。ただ、今回の条約は実質的な削減効果は少ないという見方もある。
また、米オバマ政権は6日、今後5〜10年の米核政策の指針となる核戦略の見直しを発表。核不拡散条約(NPT)を守る核を持たない国に対しては、核攻撃をしないと初めて宣言した。米国や同盟国のために安全で効果的な核抑止力を維持する方針は再確認し、NPTに反する形で核開発を続ける北朝鮮とイランを核攻撃する可能性も残した。

 

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7日

8日

 

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