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7月24日〜29日のニュース
朝日中学生ウイークリー 週間ニュースダイジェストより
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▽「憮然」「煮詰まる」の意味は?
 7割以上の人が「檄を飛ばす」や「憮然」を本来の意味とは違って使っていることが、文化庁の2007年度「国語に関する世論調査」でわかった。08年3月に全国で16歳以上の1975人に面接調査した。「檄を飛ばす」の意味を、「元気のない者に刺激を与えて活気づけること」と答えた人は72.9%で、本来の「自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めること」は19.3%。「憮然」を「腹を立てている様子」と考える人も70.8%にのぼり、本来の「失望してぼんやりとしている様子」と答えたのは17.1%だった。「結論の出る状態になること」という意味の「煮詰まる」は、50歳以上の7割が本来の意味を答えたのに対して、10代では「議論が行き詰って結論が出せない状態になること」と逆の意味に思っている人が7割を超え、世代間で大きな差が出た。(24日)

▽岩手北部で震度6強
 岩手県中部を震源とする地震が24日未明にあり、岩手県北部の洋野町で震度6強、同県野田村、青森県八戸市で震度6弱など広い範囲で大きな揺れを観測した。地震の規模を示すマグニチュードは6.8。気象庁は震源を、日本列島の下にもぐりこむ太平洋プレート内部、深さ108キロと推定。6月の岩手・宮城内陸地震(活断層型地震)とは震源の深さやメカニズムがちがい、調査や予測が難しいという(24日)。被害は8道県におよび171人がけが、家屋71棟が一部損壊。(25日)

▽公立小中学校に親8割「満足」
 朝日新聞社とベネッセ教育研究開発センターが3月に行った、公立の小中学校に子どもを通わせる保護者約5400人への調査で、学校に満足している保護者が77.2%に達した。学校の取り組み別の満足度は、中学では「教育方針や指導状況を保護者に伝えること」「道徳や思いやりの心を教えること」「社会のマナーやルールを教えること」がどれも前回(04年)より10ポイント伸びた。(25日)

▽小中学校の夏休み短縮進む
 夏休みを短縮している公立小中学校が全国の少なくとも10%の自治体に広がっていることがわかった。朝日新聞社が市区町村の教育委員会にアンケートした。短縮している学校があるとしたのは、回答した1056教委のうち183教委で、全自治体1810市区町村の約10%。短縮の理由は69%が「授業時間の確保」。(27日)

▽漁業支援で燃料費補助へ
 政府・与党が、漁業用の燃料費の値上がり分の大半を、「省燃油実証事業」として事実上、直接補助する方針を決めた。価格補助政策は市場原理に反するとしていたが、苦しむ漁民に配慮して方針を変えた。8月中の開始をめざす。(28日)

▽集中豪雨で被害相次ぐ
 北陸や近畿地方などの広い範囲で、短時間に記録的な激しい雨(集中豪雨)が降り、各地で被害が相次いだ。神戸市灘区の都賀川に遊びに来ていた学童保育の小学生や引率の大人をはじめ10人以上が増水した川に流されるなどし、子ども3人を含む計4人が死亡。ほかに男性1人が行方不明になった。都賀川では、午後2時40分からのわずか10分間に水位が1.3(メートル)上昇したという。兵庫県姫路市では落雷で1人が死亡。北陸や東北でも床上・床下浸水があった。(28日)

▽大阪府池田市でも「夜スペ」
 大阪府池田市の教育委員会は、市内の中学校で、夜に保護者や地域に住む塾の講師が先生となって指導する取り組みを検討している。東京都杉並区の和田中が放課後などに行っている塾講師による夜間塾「夜スペシャル(夜スペ)」を参考にした「池田版」。授業料は無料。早ければ2学期にもモデル校1校で実施する予定で、将来的には市内にある5中学校すべてで導入する考え。(28日)

▽少年が元担任を刺す
 愛知県知立市の中学校で、部活の練習を監督していた先生が、侵入してきた少年(18)に刺され重傷を負った。少年は殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。少年は卒業生で、元担任だったこの先生に「うらみがあった」と供述。(29日)

▼イチロー、日米通算3000安打
 大リーグ、シアトル・マリナーズのイチロー外野手(34)が、レンジャーズ戦の1回に左前安打を放ち、プロ17年目で日米通算3000安打を達成した。日本では9年間に1278本、大リーグで1722本を積み重ねた。日本のプロ野球では張本勲(3085安打)に次ぎ2人目、大リーグでは28人目で、最多はピート・ローズの4256安打。(29日)

 

ウナギ
5日は土用の丑の日

偽装、稚魚減少…回遊魚受難 心して召し上がれ
 今年は7月24日と8月5日が、夏の「土用の丑の日」です。暑い盛り、栄養価の高いウナギを食べると夏バテ防止に効果があるといわれますが、今年は中国産を国産と偽った「産地偽装」問題や国産ウナギの値上がりが話題になっています。
 知っているようで知らないのが、その生態。古代ギリシャの哲学者アリストテレスは「泥の中から自然発生する」と考え、江戸時代には「山芋変じてウナギと化す」といわれました。泥や山芋は無理があるよ、と思ったみなさんの中にも、川や湖で生まれると思っている人がいるかもしれませんね。実は、海で生まれて川で成長する回遊魚なんです。
 世界にいる18種のうち、日本人に一番なじみがあるのがニホンウナギ。産卵場所は長い間謎でしたが、2006年2月、東京大学海洋研究所の塚本勝巳教授らが半世紀を超す産卵場探しに決着、と大きく報道されました。場所は太平洋の西マリアナ海嶺の南端付近で、グアム島の北西約200キロ。「スルガ海山」の西側で、生後2日の赤ちゃんが発見されました。研究チームの青山潤さんは、「産卵を解明するのに大きな足がかりができた」といいます。その後の調査で、産卵場所は西マリアナ海嶺の南端付近であることは間違いないものの、毎回数十キロ程度、南北に動くこともわかりました。
 赤ちゃんは稚魚になり、海流に乗って台湾や中国、日本の河口にたどり着きます。川で5〜15年成長してから海へ帰郷。ただ近年は乱獲や環境の変化のため、稚魚の取れる量が1960〜70年代とくらべ、10分の1くらいまで減っています。フランスやスペイン沿岸で取れるヨーロッパウナギの稚魚も、60〜70年代の100分の1しか取れなくなったため、07年から取引が厳しくなっています。
 「丑の日には、生き物としての貴重さや面白さを意識して、感謝と敬意を持って味わってもらえれば」と、青山さんは話しています。

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