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 週間ダイジェスト
7月9日〜16日のニュース
朝日中学生ウイークリー 週間ニュースダイジェストより
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▽iPhoneが日本で発売
 米アップルの新型携帯電話「iPhone(アイフォーン)」が日本で売り出された。国内で先行発売されたソフトバンクモバイル表参道店には3日前から購入希望者が並び、発売前には列が約1キロ、1500人を超えた。iPhoneは、画面に触れて操作するタッチパネル式で、音楽・映像の再生機能がつき、様々なソフトを取り込むことができる。(11日)

▼6者協議再開、北朝鮮の核無力化へ
 北朝鮮の核問題をめぐる6者協議の首席代表者会合が北京で開かれた。北朝鮮が6月26日に提出した核計画の申告と、米国のテロ支援国家指定解除手続き開始を受け、昨年9月以来、約9か月ぶりに再開された。3日間の話し合いで、北朝鮮の核施設の無能力化を10月までに完了させることなどを盛り込んだ発表文をまとめたが、核計画の申告内容を検証する具体的な方法や着手の時期までは合意できなかった。(10−12日)

▼北朝鮮兵、韓国人観光客を射殺
 北朝鮮の景勝地である金剛山で、観光旅行中だったソウル在住の韓国人女性(53)が北朝鮮軍の兵士に銃で撃たれて死亡した。北朝鮮側は女性が軍事警戒区域に入ったため警告射撃などしたが、約1キロにわたって逃走したため発砲したと説明した(11日)。韓国政府は、事件の真相を解明するため、調査団の訪朝を求めたが、北朝鮮側は責任はすべて韓国側にあるとして拒否した。(12日)

▽竹島、中学指導要領の解説書に初記述
 政府は、日本と韓国がともに領有権を主張する竹島(韓国名は独島)について初めて記述した中学校の学習指導要領の解説書を公表した。韓国の国民感情に配慮して、竹島を「我が国固有の領土」とする表現は避けたが、李明博大統領は「深い失望と遺憾の意を表明せざるを得ない」とのコメントを出し、市民がソウルの日本大使館前でデモをするなど抗議行動が起きた。
(14日)

▽全国20万隻、一斉休漁
 全国の漁業者が、燃料費高騰の苦境を訴えて一斉に休漁した。各地の港では漁船が係留されたままで、約20万隻が終日漁を休んだ。これだけの規模の一斉休漁は初めて。東京・日比谷に全国から漁師ら約4000人が集まり、政府による燃油高騰分の直接補填を求めた。(15日)

▽芥川賞に中国人の楊逸さん
 第139回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が開かれ、芥川賞に中国人の楊逸さん(44)の「時が滲む朝」、直木賞に井上荒野さん(47)の「切羽へ」が選ばれた。楊さんは中国人作家として初の受賞。中国ハルビン市に生まれ、1987年に留学生として来日した。
(15日)

▽新潟県中越沖地震から1年
 震度6強を記録し、死者15人、全壊1330棟などの住宅被害が出た新潟県中越沖地震の発生から1年。被災地の柏崎市で県などによる合同追悼式があり、約500人の参列者が犠牲者を悼み、祈りをささげた=写真。今も900世帯2531人が仮設住宅に暮らす。
(16日)

▽大分教員採用汚職、不正採用取り消しへ
 大分県の小学校教員採用にからむ汚職事件が明るみに出てから約1か月。現職の小学校の校長と教頭が自分の子どもを合格させるため同県教育委員会の参事に金品を贈った疑いで逮捕されたのをはじめ、贈収賄容疑での逮捕者は5人にのぼった。県教委の2番目の地位にある教育審議官も点数の改ざんなどの不正にかかわっていたほか、中学校教員採用や教員の管理職への昇任試験でも同じような不正が行われていた疑いがあることも明らかになった。県教委は、点数改ざんの不正による採用が裏付けられた合格者の採用を取り消し、不正な操作により不合格とされた受験生は本人が希望すれば採用する方針を臨時の委員会で決めた。(16日)

▽東名高速でバス乗っ取り
 愛知県岡崎市の東名高速道路の上り線で、「刃物を持った男が高速バスに乗り込んだ」とJR東海バスから県警本部に通報があった。直後に、犯人とみられる男から「バスジャックした」と110番通報があった。バスはパーキングエリアで止まり、警察官が男を説得して身柄を確保、銃刀法違反と監禁の疑いで現行犯逮捕した。逮捕されたのは山口県に住む中学2年の少年(14)という。バスは、名古屋から東京に向かっており、乗客10人が乗っていたが、乗員・乗客にけがはないという。少年は県警の調べに対し、「世間を騒がせたくてやった」と供述した。(16日)

うま味発見100年
昆布だしのおいしさ追究して5つ目の「美味」

 100年前、「味」の世界に一大発見がもたらされました。昆布だしの味の正体はアミノ酸の一種「グルタミン酸」だと、東京帝国大学(今の東大)教授・池田菊苗博士(1864〜1936年)が発見。その味を「うま味」と名づけました。池田博士は、グルタミン酸を主成分とした調味料(グルタミン酸ナトリウム)の製造法の特許を申請し、1908年7月25日に認可されました。
 うま味とはどんな味か。昆布だしといわれてもピンとこない人もいるかもしれませんね。日本うま味調味料協会の朝倉陽子さんは、「トマトを30回かんでください。最初、すっぱさや甘さを感じるでしょうが、飲みこんだ後、舌の上に残った味がうま味」だといいます。
 池田博士の発見まで、4つの基本味(甘味、酸味、塩味、苦味)が知られていました。博士は1899〜1901年のドイツ留学中に、当時日本では珍しかったチーズやトマトなどに出あい、4つの味と違う共通の味があることに気づきました。帰国後、昆布だしにこの味があると気づき、研究に取り組みました。
 現在、うま味成分と知られているのは、グルタミン酸のほか、かつお節に含まれる「イノシン酸」、干ししいたけに含まれる「グアニル酸」などです。ともに日本人研究者が発見に貢献しました。
 そもそも味は、食べ物を口にする上で、シグナルの役割をはたしていると考えられます。甘味が示すのは糖分が含まれてエネルギー源になること、酸味は腐っていたり果物が未熟だったりすること、塩味は体に必要な塩分を含むこと、苦味は毒であることを表しているとされます。うま味は、体をつくるたんぱく質のシグナルであるとみられています。
 発見から100年、「うま味」は今では「Umami」として世界共通語になっています。「身近なものに興味を持つことが、科学的な発見につながるのでは」と朝倉さんは話しています。

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