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4月2日〜9日のニュース
朝日中学生ウイークリー 週間ニュースダイジェストより
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▽風力発電、6割以上が計画遅れ

 耐震強度偽装事件を契機にした建築基準法の改正で、風力発電の新設計画の6割以上が大幅に遅れたり、中止に追い込まれたりしていることが、経済産業省の調査でわかった。一般の超高層ビルと同じ厳しい耐震設計が義務づけられたことから、2006、07年度に国の補助金を受けた風力発電59計画のうち、39計画が国の耐震審査で立ち往生するなどしている。風力発電は新エネルギーの柱で、07年末現在、出力154万キロワット。国は10年に出力300万キロワットに増やす目標を掲げているが、達成は厳しくなった。(2日)

▽首都直下地震で満員電車状態

 首都直下地震が起こった場合のシミュレーション(模擬実験)結果を中央防災会議が発表した。地震発生直後、約1252万人が自宅を目指して歩き始め、うち約201万人が満員電車並みの混雑に3時間以上巻き込まれると予想。ただし、歩き始める時間を遅らせたり、混雑状況を広報したりといった対策で、混雑は大幅に解消できるという。(2日)

▽日本のODA、5位に転落

 日本政府による07年の途上国援助(ODA)総額(暫定値)が「財政難」などから前年比30.1%減の76.9億(ド ル)(約7800億円)となり、ドイツ、フランスに抜かれて、国別で前年の3位から5位に転落したことが、経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会の調査で明らかになった。7月の北海道洞爺湖サミットで議長を務める日本の減額は、途上国支援問題での発言力低下にもつながりかねない。日本のODA額は00年まで10年連続で首位を続けてきたが、その後、米、英両国に抜かれ、3位に落ちた。(2日)

▽タクシー殺人の米兵逮捕

 神奈川県横須賀市のタクシー運転手殺害事件(3月19日)で、県警は米海軍横須賀基地所属のナイジェリア国籍の1等水兵(22)を強盗殺人の疑いで逮捕した。米側が身柄引き渡しに応じ、容疑者を基地から横須賀署に移した後、県警が逮捕した。起訴前に身柄が引き渡されるようになった1995年以降、実現したのは5件目。(3日)

▽NHKの記者ら懲戒免職

 NHKは、放送前の特ダネ原稿で得た情報をもとに株のインサイダー取引をした記者ら3人を10日付で懲戒免職とすることを決めた。調べでは、3人は07年3月、外食チェーン大手「ゼンショー」(東京都港区)が回転ずしチェーン大手「カッパ・クリエイト」(さいたま市大宮区)をグループ化するとの特ダネを放送前に知り、放送までにカッパ社の株を買い付けたとされる。(3日)

▽沖縄尚学、9年ぶり2度目のV

 選抜高校野球大会決勝は沖縄尚学が聖望学園(埼玉)を9―0で破り、9年ぶり2度目の優勝を決めた。沖縄尚学の比嘉公也監督は9年前に同校が優勝したときのエースで、選手と監督の両方の立場で栄冠をつかんだ。(4日)

▽谷5度目の五輪へ、野村は落選

 全日本選抜柔道体重別選手権女子48キロ級決勝で谷亮子(32)は決勝で敗れたものの、昨秋の世界選手権優勝などの実績を買われ、全日本柔道連盟強化委員会で北京五輪代表に決まった。5大会連続の出場となる。4大会連続の五輪金メダルを狙っていた男子60キロ級の野村忠宏(33)は5日の準決勝敗退が響き、選考から漏れた。(6日)

▼聖火リレーで妨害続く

 北京五輪に向けた聖火リレーがロンドンで行われた。次の12年夏季五輪開催地だが、祝福ムードはほとんどなく、リレーを阻もうと沿道から次々と飛び出す人たちをかわし続けながら走る異様な展開となった。チベット問題に対する中国の対応に抗議するため、チベットの旗を掲げたり、聖火を消そうとしたりする人もいた(6日)。聖火リレーが入ったパリでも、中国の人権状況を批判する抗議活動や妨害が続出。8人が拘束された。安全上の理由から火が消される場面もあった。(7日)

▽日銀総裁、白川氏が昇格

 政府は、日本銀行の総裁に白川方明副総裁(58)を昇格させ、白川氏にかわる副総裁に前財務官の渡辺博史・一橋大大学院教授(58)をあてる人事案を、国会に提示した(7日)。白川副総裁の昇格案が参院と衆院の本会議で賛成多数で同意された。いっぽう渡辺氏については、財務省出身で「天下り」であると民主党などが反対し、参院本会議で不同意となった。(9日)


通学路の安全

犯罪被害者小学生の倍
危険を察知する力 身につけよう

 部活や塾で遅くなる人、登下校時に一人になることが多い人、遠くの学校に通う人――安全対策はどうしていますか。
 警察庁のデータでは、20歳未満では小学生より中学生、中学生より高校生以上と、年齢が上がるほど犯罪被害者が増えます。6割以上は男子です。窃盗、傷害、暴行、恐喝など、2006年度の中学生の総被害件数6万4699件は、小学生のほぼ2倍。もう自分の身ぐらい守れるよ、と思っている人ほど要注意です。
 中学生が被害にあった場所をみると、駐車場・駐輪場が2万9276件(45.2%)、道路上が1万3194件(20.4%)で3分の2を占めます。だからといって「駐車場ないから大丈夫」というわけにはいきません。いつ、どこでも応用できる安全のための「観点」「能力」を身につけたいものです。
 子どもの危険回避研究所の横矢真理所長は、犯罪が起きやすいのは「入りやすく見えにくい場所」「人の関心のいかない場所」といいます。通学路を気にして見てみてください。「死角になる」と感じる場所はありませんか。安全な道を選び、一人になってしまうときは逃げ込める場所も確認しておくこと。ゴミや落書き、放置自転車・自動車などがあるのは、そこを「誰も構ってない」印。道路はガードレールがあると、事故だけでなくひったくりや痴漢にあいにくくなるそうです。夜は死角が増えることも忘れずに。
 周りの気配に敏感でいることも大切といいます。疲れていたり、メールしながら歩いたりすると注意がお留守に。「赤信号や自宅の玄関前では背後を気にする」「家に一人だと思われないように『ただいま!』と帰宅する」「電車通学では、痴漢から逃げられないドアの前・横は避ける。男子はつり革や本を持って手を上げ、誤解を防ぐ」「道に広がって歩くなどのマナー違反で、不用意に人を怒らせない」などの対策も、自分なりの行動のヒントにしてみてはどうでしょうか。

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