先生方へ 授業での活用方法

朝小の読み方⑥

ニュースに強くなろう

 4月から全面的にスタートした新学習指導要領では、新聞の活用がうたわれています。今週から始まった「楽しく学ぼう 新聞教室」では、新聞の読み方やつくり方、各地の小学校での活用のようすなどを週一回、楽しく紹介していきます。まずは「朝小の読み方」編です。

工夫いろいろ紙面のつくり

新聞に親しむには、紙面のつくりを理解するのが早道です。紙面は、さまざまな要素で構成されています。

上は朝小の1面です。記事には、わかりやすくするためにいろいろな工夫があります。項目ごとに見ていきましょう。

①見出し 記事の内容がすぐにわかる短い文や言葉です。読者が最初に見るので、注目されるように、表現やデザイン、文字の大きさを工夫しています。

②リード(前文) 記事の内容を短くまとめた文章です。記事を読む時間がない場合、ここだけ読めば、おおよそがわかるように書かれています。

③本文 リードとあわせて、「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「どうした」を明らかにして、できごとを正確に伝えます。大切なことや伝えたいことから順に書いていきます。

④写真 写真でその場のようすや伝えたいことを紹介します。写真にも説明文がついています。

そのほか、記事に出てくる場所を確認することができる「地図」や、本文では伝えきれない言葉や、難しい言葉、おぼえておいたほうがいい言葉などを解説する「メモ」がつくこともあります。

題字(新聞の名前)、発行者(だれが出しているか)、発行日、面数など、大切な情報ものっています。連載まんが「ジャンケンポン」も、紙面のアクセントになります。

 朝日小学生新聞(朝小)には学力をのばすコーナーや子どもたちの作品や投稿を紹介する欄など、さまざまのっていますが、とくにもりだくさんなのがニュースを紹介するコーナーです。

火曜~日曜・1面の左上「ニュースあれこれ」

日々起こるニュースを、すばやくコンパクトに紹介。「ことばなるほどね!」では、ニュースに出てくる用語を、やさしく解説します。朝のいそがしい時間に、すばやく目を通すにはぴったり。学校での発表に活用しているという読者の声も寄せられます。

土曜・1面「ニュースでジャンケンポン」

「統一地方選挙」「年金問題」など、朝日新聞の専門記者が、話題のニュースをくわしく解説。連載まんがに登場する三きょうだい、ジャン、ケン、ポンとの会話を読むだけで、ニュースの背景や問題点、今後の展開がわかります。

随時・1面左下「ちょっとくわしく」

Q&A形式で、ニュースのポイントをコンパクトに解説。写真や図、グラフなどが理解を助けます。

毎日・3面

興味深いニュースをくわしく取り上げます。読みごたえは1面に負けません。随時掲載の「ニュースを追う」は、気になるニュースの「その後」を伝えます。

月曜・3面「おさらいジャンケンポン」

1週間分の「ニュースあれこれ」から、おもなニュースをピックアップ。ニュースがどんなふうに展開していったのかなど、流れもわかります。ニュースに関連したクイズに挑戦すれば、中学入試の時事問題も得意になります。

2011年4月5日付
実際の紙面ではすべての漢字に読みがながついています。


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