楽しく学ぼう新聞教室

朝日中学生ウイークリー

 

「戦争」テーマに紙面活用

 

 

 

 記事を読むだけでなく、切り抜いてノートにはるスクラップをして新聞を活用する小学生もいます。兵庫県加東市滝野南小4年の山田さんは、夏休みの自由研究で「戦争」をテーマに朝日小学生新聞をスクラップしました。記事の横に感想などを書き、40ページ以上になる作品をつくりました。



 

40ページ以上の作品ができました

 

 

平和への願い、より強く

 

 もう二度とこんな悲しい戦争は起こらないようにしてほしい」
 広島に落とされた原子爆弾(原爆)で被爆した子どもが力強く生きるまんが「はだしのゲン」を一学期に学校の図書室で読んだ山田さんはこう思い、夏休みに「戦争について」と題した自由研究をすることを決めました。
 活用したのが小1年生のときから読んでいる朝小です。原爆が落とされた日(8月6日広島、九日長崎)や終戦の日(15日)がある夏は、戦争や平和をテーマにした記事が多くのります。また、子ども向けにわかりやすく書かれていることから選びました。
 毎日紙面をチェックし、とっておいた朝小も読み直しました。
 切り抜いたのは、はだしのゲンの作者、中沢啓治さんへのインタビューや沖縄で戦争があったことを伝える記事、歴史まんが「きのうのあしたは……」など、6〜8月に掲載されたさまざまな紙面です。

 まずノートに、戦争を調べる理由を書き、「なぜ戦争になったのか」から「戦争の傷跡」までの流れがわかるように記事をはりました。大切と思う部分は蛍光ペンで線を引き、となりに感想をそえました。図書館で記事に関係する本を読み、年表などをノートに書き写すなどの工夫もしました。
特に印象に残ったのは、沖縄で軍人の手当てなどにあたった「ひめゆり学徒隊」の生存者の話を伝えた6月22日付1面の記事。「友だちを失ったり、すごい傷を負った兵隊さんの手当てをしたりした若い女性たちがいました。読んでつらい気持ちになりました」
 スクラップしていくなかで、平和を願うより強い気持ちを持ったという山田さん。最後のページに「戦争は、人をころし合い、傷つける。本当に日本はそれでよかったのかな。もっとほかの考え方をしていたら戦争以外のいい方法が見つけられたと思う」などとまとめを書きました。
 

 いま自由研究をふり返ってみて、「日本で起きたできごとを今の人はもっと知らないといけない」と感じています。沖縄や原爆の被害などを伝える広島平和記念資料館(広島市)に行きたいと思うなど、新聞から興味の範囲が広がりました。
 「初めて知ることがたくさんのっているのが新聞のいいところ。来年は、1年以上たつ東日本大震災を新聞で調べてみたいです」

 

2011年10月25日付

実際の紙面ではすべての漢字に読みがながついています。
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