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カタール ドーハ日本人学校
今回は、砂漠の国カタールにあるドーハ日本人学校です。ペルシャ湾に面したカタール半島にある国で、日本代表が優勝した今年1月のサッカーのアジアカップが開かれたところです。同校小学部6年の中野巧巳くんと、同5年の下山あかねさんが報告します。(以下、中野くんと下山さんらのリポートを編集部で構成しました)
学校キャンプや砂丘マラソン
わたしたちのドーハ日本人学校は、カタールの首都ドーハの郊外にあります。学校が集まった地域で、近くにはイギリス人学校などがあります。学校のまわりは砂地が多く、家や建物は少なめです。砂ぼこりが多いので、風が強いときには目が痛くなります。
気温50度にも/サッカーで注目
日本とは、気候が大きくちがいます。とっても暑くて、雨がほとんど降りません。5月〜10月が夏で、平均気温は35度くらいです。
ドーハには巨大ショッピングモールもあり、中には映画館や遊園地など、子どもが遊ぶ施設もあります。治安が良くて、子どもたちだけで遊びに出かけても平気です。 「でもカタールの人は、かなりスピードを出して車を運転するので、こわいなあと思うこともあります」(中野くん) 物価は安く、缶ジュースは日本で100円ぐらいしますが、こちらは30円ぐらいです。 カタールにはイスラム教を信じる人が多く、文化のちがいを感じます。 男の人は「トーブ」という服を着ています。白いシャツみたいなもので、上半身から下半身までおおっています。女の人が着るのは「アバヤ」といい、体のほとんどを黒い布でおおいます。どちらもイスラム教の伝統的な服装です。 去年から今年にかけて、サッカーが大きな話題になりました。2022年のワールドカップ(W杯)の開催地に選ばれ、今年一月にはアジアカップが開かれ、日本代表が優勝しました。 日本代表の選手たちは、大会前に、わたしたちを交流会に招待してくれました。お礼にわたしたちも応援に行きました。「日本の選手があまりに強いので、びっくりしました。優勝してよかったです」(下山さん)
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4月13日付 |
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実際の紙面ではすべての漢字に読みがながついています。 |