こどもアサヒ > 「小学生にもできる地震への備え」へ

◆上のイラストの文は、一部の名詞をのぞき、1年生で学ぶ漢字を中心にまとめました

 

 1年生のみなさん、入学おめでとう。げんきいっぱい、小学校にかよってね。たのしくあんぜんにすごすためのおはなしを、しょうかいするよ。学校へいくみちでのやくそく。おうちの人と絵を見ながら、はなしあってね。

家庭での話し合いを大切に
子どもの危険回避研究所所長 横矢真理さんの話

 1年生の家庭では、ぜひ親子で通学路を歩いて、危険がないかチェックしてほしいですね。犯罪が起こりやすいのは、「(人が)入りやすくて、見えにくい場所」。路地や駐車場など、通学路の周辺もふくめて確認するといいでしょう。近所の人、パトロールの人には、ふだんから親子であいさつをして顔をおぼえてもらいましょう。

 危険な場所をかき出して安全マップをつくるといいですが、写真を撮ってくり返し話し合うだけでもちがいます。交通ルールのお手本を親が見せることも大切。友だちの家や習い事への道も、同じように確認しましょう。

 1年生と登校する上級生には、集団からはずれてしまう1年生がいないか注意して見守ってあげてほしいですね。歩くスピードにも注意。1年生が上級生について行こうとして、急にかけ出したりすると危険です。
 集団登校をしないところは、親どうしで話し合うなどして、近所の1年生や上級生といっしょに登下校するといいでしょう。

 防犯ブザーは、子どもの手の大きさや身長などによって、使いやすいかたち、つけやすい場所などがことなります。学校で配布される場合は別ですが、お店でいろいろためしてみましょう。電池切れチェックもかねて、定期的に鳴らして練習することが大切。とっさにブザーを鳴らせないこともありますから、大声を出す練習も必要です。

2006年4月6日 朝日小学生新聞


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