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東京・世田谷区・明正小

 場所
 小田急成城学園前駅から8分、武蔵野台地が多摩川に面して切れる西の端に位置します。周辺は静かな住宅地です。作家大江健三郎、俳優の中村雅俊、赤井英和さんらも住んでいます。

 歴史
 住民の強い要望で1953年に設立されました。開校のころは、でこぼこの校庭で子どもたちが石ころ拾いをしました。いまは区域外入学を制限するほどです。去年、教室に冷暖房もつきました。

 校名
 「めざす児童像」のとおり「明るく正しく、たくましい子ども」を願って。

 児童数
 27学級(特別支援学級2)900人です。

 富士と桜
 武蔵野台地にあって眺めのよいのが、じまんです。校歌は「多摩川はゆるやかに 富士は高く」で始まり、校章も富士に桜です。

 校長室
 校長は15代目の杉本快枝先生です。子どもたちを「明るくて、話し好き」といいます。

 
 元総理大臣鳩山一郎の書「至誠天に通ず」がかざってあります。真心をもって事にあたれば、必ずよい結果をもたらすとの意味です。

 ○○さん
 先生は子どもに「さん」をつけてよびます。13代の五十嵐陽一校長の方針を守っています。人格の完成をめざして あいさつ、思いやり、感謝、フェア、勇気など月ごとに目標を決め、どれだけ実行できたか自分で評価してカードに記入します。保護者がカードを見てサインします。各担任も学級の取り組みについて自己評価しています。区教委の方針で全部の小中学校が取り組みますが、1年早く2007年度から始めました。

 地域清掃
 6年生は、成城自治会が中心になって行う街の清掃に、四年前から参加しています。成城学園前駅の周りの住宅街には345本の桜があり、道に落ち葉があふれます。竹ぼうきを手に、地域の人といっしょに汗を流します。

 里山づくり
 学校の裏に、地元の人が「里山」とよぶ「成城三丁目緑地」があります。「国分寺崖線」の一部で豊かな林の傾斜地です。子どもたちは、区や地域の住民と協力して、里山を守り育てる学習をします。植物や生き物を調査し、笹刈りもします。ドングリやカブトムシを探したり、タケノコをほったりもします。4月には里山につづく校舎南に公園ができ、花壇整備を受け持つことになりました。

 エイサー
 「人とのかかわりの学習」をめざし、沖縄の踊りエイサーを教育活動にとり入れています。今年は七年目。和太鼓やパーランクルなど楽器もそろい、新宿エイサーまつり、運動会や地域のまつりに出演します。保護者も衣装を着る際に手伝うなど子どもの世話をしています。保護者を中心に、教師が協力して運営しています。「子どもたちはエイサーが大好き。たいへんきれいです」と杉本校長はいいます。

 2,400分
 読書の習慣を身につけるため、一人ひとりが1日10分以上、本と親しむことにしています。目標は、年間2,400分です。

 音読
 世田谷区は「日本語」特区です。日本語の教科があり、2007年度から音読に力を入れ、日本語のリズムを学んでいます。1、2年生は「雨にもまけず」(宮澤賢治)3、4年生は「子曰く」の論語や俳句、5、6年生は漢詩「国破れて山河在り」(杜甫)などです。

 熱心
 区教委がテキストを保護者に定価で分けたところ、明正小の申込数は123冊。区内でいちばんでした。

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