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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 江崎士郎さん

 

手脚が動くしくみを見てみよう

 手羽先のから揚げやカニはおいしいですね。手羽先はニワトリの羽の先の部分です。
から揚げやカニを食べながら、骨と筋肉のしくみを見てみましょう。

 

 

 

 

ニワトリの筋肉と骨のようす

 から揚げで食べるところの肉は、ニワトリの筋肉です。筋肉は動くときに力を出してくれる部分です。この筋肉を食べていくと、骨が出てきますね。骨は体を支えてくれます。手羽先を食べていくと、骨のまわりに筋肉がついているつくりが分かりますね。

 食べ終わった手羽先の骨を動かすと、わたしたちの腕や脚を曲げたり伸ばしたりするときのように、かたい骨がつながって、曲げられるようにできている部分があります。これが関節です。少し弾力のある骨がついていますね。

 手羽先を曲げたり、伸ばしたりして動かしながら、関節のようすを見てみましょう。つながった2本の骨が、曲がる方向にはスムーズに動き、反対には曲がらないようにできていますね。

 このように、ニワトリだけでなく、魚やわたしたち人間の体も、骨の外側に筋肉がついているつくりをしています。

 

 

 

 

カニは関節が外にある?

 骨つきのから揚げは、骨の外側に肉がついているので食べやすいですね。ところで、カニの場合はどうでしょうか? 

 カニの脚は、外側にかたい殻がついていて、中に肉があります。ですから、かたい殻を割って、中の肉を取り出さなければ食べられません。

 ニワトリはかたい棒のような骨で体を支えていますが、カニの場合、外側のかたい殻がニワトリの骨のような働きをして体を支えています。カニの殻は、ニワトリやわたしたちの骨のようなものなのですね。つまり、カニの脚は殻の内側に筋肉が入っているつくりになっています。

 かたい殻をよく見ると、曲がる部分があります。曲がるストローの曲がる部分みたいですね。手羽先の関節とはちがいますが、ここがカニの脚の関節です。

 カブトムシやクワガタムシなどの昆虫も、このようなつくりをしています。よろいを着ているようですね。

 

イラスト=高田ゲンキ


朝日小学生新聞 2009年10月28
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