こどもアサヒホーム > わくわく理科タイム > わくわく理科タイムバックナンバー
朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 牧野順子さん

 

軽いものをはかるはかり
昔の人はぼうとおもりを使って、いろいろな重さをはかっていました。
はかり方の原理を調べてみましょう。

 

 

 

 

ものの重さがつりあうには

 1本のストローの中心に糸をつけ、糸を手で持ったときに、ストローがまっすぐになるようにしましょう。このとき、左右がつりあっているといいます。次に、1円玉にセロハンテープで糸をつけて、ストローの両端からそれぞれぶら下げてみましょう。1円玉の重さは1グラムなので、ストローはまっすぐ水平になり、左右のつりあいは変わりません。

 こんどは片方に1円玉を2枚重ねて下げてみましょう。すると、片方が2グラムになるので、ストローは1円玉2枚のほうにかたむいてしまいます。ストローをまっすぐにするには、2個の1円玉をつり下げた糸を、ストローの中心に向かって移動させるとつりあうところがあります。

 1円玉を3枚や4枚重ねたものもつくり、1枚のものとどこでつりあうのか調べましょう。重たいほうを中心に近づけるとつりあうことが分かります。

 

 

 

 

1円玉より軽いものをはかる

 1円玉の重さと、ストローの中心から1円玉をつり下げたところまでの長さをかけあわせた数が同じなら、ストローはつりあうことがステップ1で分かりました。

 つまり1円玉(1グラム)をストローの中心から5センチのところにつり下げた場合、もう一方の1円玉2枚(2グラム)はストローの中心から2.5センチのところにつり下げるとストローが水平になるのです。

 これを利用して、1グラムより軽いものの重さをはかりましょう。1グラムより軽そうなもの、たとえば紙切れにセロハンテープで糸をつけます。次に、1円玉をストローの中心から1センチのところにつり下げます。そして、紙切れをストローの中心から遠くに下げて、ストローが水平になるところを見つけましょう。つりあったら、中心から紙切れまでの長さをものさしではかります。この場合、1グラムと1センチをかけ合わせた数字を、紙切れとストローの中心までの距離で割ると、紙切れの重さを求めることができます。

 

イラスト=高田ゲンキ


朝日小学生新聞 2009年10月7
日付


朝日学生新聞社のホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての著作権は朝日学生新聞社に帰属します