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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 高橋美由紀さん

 

木もれ日の形が変わる日!
7月22日、日本全国で日食が見られます。
その時、木の下にできた丸い「木もれ日」の形がだんだん変わっていくようすを調べてみましょう。

 

丸い木もれ日を探そう!

 木の下を見てみましょう。葉のかげとかげのすき間から太陽の光がもれて地面にうつっています。これを「木もれ日」といいます。

 日食が起こる7月22日より前の日に、午前9時30分から12時30分までの時間で木もれ日が丸い形になっている場所をさがしておきましょう。

 そして、日食当日の22日になったら、もう一度同じ場所に行って木もれ日を観察してみましょう。日食が起こっている間、木もれ日の形が丸から三日月に変わり、また丸にもどっていきます。

 事前に日食が起こる時間を調べておいて、10分ごとにデジタルカメラで記録してみましょう。丸い形の木もれ日がうつった地面に、白い紙を置いて日食によって形が変わっていく木もれ日のようすを撮っていきます。撮影前に、紙に日時と場所を書いておくといいですね。

 目を傷める恐れがありますのから、日食を直接あるいはサングラスなどでは見ないようにしてください。

 

 

なぜ形が変わるの?

 なぜ、木もれ日の形が変わるのでしょうか。実験で試してみましょう。食品用のトレーにボールペンで2〜5ミリの穴をあけます。白い紙を置き、蛍光灯の下でトレーの穴に光が通るようにしてトレーを上下に動かしてみると、光を発している光源の蛍光灯が紙にうつります。

 この小さな穴はピンホールとよばれ、穴を通り抜けた光が地面などに当たると光源(たとえば蛍光灯)の形がうつります。蛍光灯の光がそのままゆかに当たったとき、ゆかは明るくなりますが、蛍光灯の形はうつりません。それは、蛍光灯から出た光が四方八方に広がっているためです。しかし、【図1】のようにピンホールを通った光はまっすぐに進んでいき光源の形がうつります。このとき、光源の形は逆さまにうつりますね。

 このピンホールの現象が、木の下でも起こります。葉っぱのすき間がピンホールの役目をして、光源である太陽の形を地面にうつし出します。ステップ1で見つけた丸い形の木もれ日は、太陽の形だったのです。だから、日食が始まると木もれ日の形も変わるのです。

イラスト=高田ゲンキ


朝日小学生新聞 2009年7月15
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