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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 高橋美由紀さん 

 

スイカを平等にあまく切り分ける
 スイカは中心があまく、皮の部分に近くなるほど味がうすくなります。真ん中だけを食べる人と、はしだけを食べる人が出ない切り分け方を考えましょう。

 

 切ってから、切り口を観察

 スイカを丸ごと手に入れましょう。よく見ると、つるがついていた部分があります。そこから黒いしまもようが反対側に向かってのびていますね。

 まず、しまもようを横切るように包丁で半分に切ってみましょう。刃物を使うので、大人といっしょにやりましょう。

 半分に切ったスイカの切り口をよく見ましょう。図のように中心から黄色いすじが3本のび、すじのまわりに種がついているのが分かります。このすじは栄養と水分を運ぶ管の集まりで、維管束といいます。維管束は、スイカのつるから種までつながっています。

 3本の維管束にそって中心を通り、反対側まで切り、6等分してみましょう。切り口にはほとんど種が出ていません

 

 

 同じ形とあまさに分けるには?

 6等分したスイカを、図のように中心を通るようにさらに2等分すると、こんどは種がたくさん出てきます。スイカの種は、維管束が2つに分かれて内側に巻きこんだところにたくさんあるのです。

 スイカはほぼ球形なので、中心を通り、同じ角度になるように放射状に切り分けると、どれも同じ形に切れます。しかも、スイカは中心があまく、皮の部分に近くなるほど味がうすくなるため、どれも同じあまさになるように切り分けることができます。

 それに対して、図のように中心を通らない切り方だと、真ん中に近い部分が多いスイカだけあまくて、両はしは味がうすくなってしまいます。

 丸ごとのスイカをふたつに切り分けた残り半分を切るときは、スイカの中心を通り、種が多くついている部分を切るように6等分してみましょう。うまく切ると、切り口の表面に種が出るので、種が取りやすく食べやすいですね。でも、種の付き方には例外もあります。

イラスト=コジマケン
朝日小学生新聞 2008年8月13日付

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