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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 江崎士郎さん 

 

こすって音を出してみよう
 バイオリンは弦をこすって音を出します。虫も羽をこすって音を出すことが多いようです。コップをこすって音を出してみましょう。

 

 コップを指先でこすると

 ワイングラスやブランデーグラスのように、おわんに台がついたようなガラスのコップを用意しましょう。

 手をせっけんでよく洗ってから、指先を少しぬらしてコップのふちをなぞるようにこすります。こすっているうちにキーンと音が出始めませんか。コップをたたいたときに出る音とはちがい、透明感のある音です。人によっては好ききらいがあるかもしれません。

 うまく音が出ないときは、コップを洗剤でよく洗いましょう。ガラスに油分がついていると、うまく音が出ません。手の指をせっけんで洗ったのもそのためです。指先とガラスがこすれあうことで音が出ます。指先がふるえてくすぐったいくらいです。

 どんな形のコップが、きれいな音が出るか試してみましょう。

 

 

 水を入れると音は変わる?

 今度は、コップに水を入れて、こすってみましょう。

 コップにたくさん水を入れ、ふちをこすって音を出してみましょう。次に水の量を減らして音を出します。このように、コップに入れる水の量を変えて音を出してみると、どんなちがいに気がつくでしょうか。

 音の高さが変わってきませんか? 水をたくさん入れたときと、コップの半分くらいのときとで比べてみると、どちらが高い音が出るでしょうか。

 次に、指でこする代わりに、コップを軽くたたいて音を出してみましょう。水をたくさん入れたときと、半分くらいのときとで比べると、こすったときと同じように、音の高さにちがいが出ることが分かります。コップがふるえることで、音が作られるのです。コップの振動は水の表面の動きでも分かります。水の量のちがいで振動のようすが変わり、音の高さが変わるのです。

イラスト=コジマケン
朝日小学生新聞 2008年7月9日付

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