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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 宮内卓也さん 

 

電気が流れ過ぎると……
 電気コードは使うときの電力の量が決まっています。決められた強さ以上の電気が流れると発熱して危険です。

 

 タコ足配線の危険とは?

 コンセントの数が足りなかったり、コンセントの場所が遠かったりするときに、「テーブルタップ」をよく使います。プラグをさしこむ口がいくつもあり、長い電気コードがついているので、複数の電気器具を同時に使いたいときにとても便利です。

 しかし、テーブルタップの表示をよく見ると、多くが「合計1500ワットまで」と書いてあるはずです。タップにつなぐ家電品の消費電力の合計を示したものです。合計が1500ワットをこえるとコードが発熱し、器具がこわれたり、発熱で火災が起きる心配があります。

 テーブルタップに家電品をつなぐときは、消費電力の合計が表示のワット数におさまっているか確かめましょう。

 

 

 電気コードが発熱

 9ボルトの角形乾電池とスチールウール(細かい鉄の繊維でできたたわし)を用意します。ピンポン球大のスチールウールをよくほぐしてふわふわの状態にしてから、角形乾電池のプラス(+)極とマイナス(−)極の部分をスチールウールに一瞬だけ接触させます。スチールウールはたちまち発火し、全体に燃え広がっていきます。スチールウールの細い繊維に強い電気が流れたのでスチールウールが異常に発熱し、発火したのです。


 「テーブルタップ」を始めとする家庭用の電気コードには、鉄ではありませんが、銅などの金属線が使われています。表示をこえた電力を使ったり、使い方をまちがえたりすると、このように発火することもあります。

 発火させる実験なので、ホーロー製の容器や陶磁器の皿などの上にアルミホイルをしいてから、スチールウールを置いて実験します。まわりに燃えるものがないようにして、必ず大人といっしょにやりましょう。

イラスト=コジマケン
朝日小学生新聞 2008年6月25日付

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