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朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 前川哲也さん 

 

バナナで紫外線チェック
 日焼けの原因になる太陽からの紫外線。5月から6月にかけてが最も多い時期です。バナナに紫外線を当てて、変化を調べましょう

 

 バナナの皮に日光を当てると…

 若くて皮に傷のない黄色のバナナを用意します。これを半分だけアルミホイルに包んで、よく晴れた日に直射日光に4〜5時間当てます。その後、アルミホイルを取ってから、このバナナを日光の当たらないところに2日ほど置いてみましょう。このとき、バナナが乾燥しないように、房の切り口に水でぬらしたティッシュペーパーをかぶせておきます。2日後、アルミホイルで包まなかった部分が茶色くなっています。

 これは、太陽の光の中にふくまれている紫外線の作用によるものです。紫外線は目に見えない光の一種で、わたしたち人間にとっては、日焼けの原因にもなります。

 紫外線は1年中降り注いでいますが、5〜6月の午前10時から午後3時ごろで、天候は晴れたときが特に強くなります。このようなときは紫外線対策が必要ですが、今回の実験をするにはうってつけのときです。

 

 

 日焼け止めクリームなどでカット

 日焼けを防ぐためにサングラスをかけたり、日焼け止めクリームを肌にぬったりすると、紫外線を目や肌に届きにくくする効果があります。

 そこで、バナナをサングラスごしに日光に当ててみたり、バナナにラップを巻き、その上に日焼け止めクリームをぬったりしてから、ステップ1と同じように実験をしてみましょう。日焼け止めクリームは、紫外線をさえぎる効果の大きい「SPF50・PA+++」と書かれているものを使います。

 そうするとサングラスごしの部分や日焼け止めクリームをぬった部分は、直射日光が当たっていた部分にくらべて、色の変化はあまり見られません。サングラスや日焼け止めクリームの効果で紫外線の作用を防いだためです。

 日焼けを防ぐ方法をこのほかにも考えて、ステップ1と同じようにバナナを使って実験してみましょう。色の変化がおさえられるでしょうか。

イラスト=コジマケン
朝日小学生新聞 2008年6月18日付

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