こどもアサヒホーム > わくわく理科タイム > わくわく理科タイムバックナンバー
朝日小学生新聞で連載

日本化学会化学教育協議会 江崎士郎さん 

 

どっちの豆電球が明るい?
 豆電球と乾電池で、どんなつなぎ方のときに豆電球が明るくなるのか試してみましょう。

 

 豆電球2個を並列つなぎ

 豆電球1個に電池1個をつないだときより、電池を2個つないだ方が豆電球が明るくつきますね。このときの電池のつなぎ方は「直列つなぎ」です。2個の電池を「並列つなぎ」にしたときは、電池1個をつないだ場合と同じ明るさになります。

 電池を直列つなぎにすると、豆電球は明るくつきます。それは電池1個より2個の直列つなぎにした方が、電気を流そうとする勢いが強くなるからです。

 さて今度は、1.5ボルト(V)用と2.5ボルト用の豆電球を用意します。初めに、電池2個を並列つなぎにして、それぞれの豆電球をつないで明るさを比べましょう。明るくつく豆電球をA、暗い方の豆電球をBとします。

 この2種類の豆電球を並列つなぎにしてみましょう。どちらの豆電球が明るくつきますか。明るい方がAで、暗い方がB。明るさ比べは、1つずつ電池につないだときと同じですね。

 

 

 どちらも直列つなぎに

 こんどは、AとBの2種類の豆電球を直列につなぎ、電池も直列つなぎにしてみましょう。

 どちらの豆電球が明るくつきましたか。Bが明るく、Aが暗くなったのではありませんか。どうして、このようなことになったのでしょうか。

 ステップ1の豆電球の並列つなぎでは、A、Bに電気を流そうとする勢いは同じですが、「Aの豆電球に流れる電気の量がBの豆電球よりも大きくなる」ので、Aが明るくなったのです。

 一方、2のような電池の直列つなぎでは、2個の豆電球に流れる電気の量の大きさは同じになります。ところが、「電気を流そうとする勢いはBの方が強くなる」ので、Bが明るくなったのです。

 豆電球の明るさは、「電気を流す勢いと、流れる電気の量の大きさ」が関係するのです。

イラスト=コジマケン
朝日小学生新聞 2008年6月11日付

朝日学生新聞社のホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての著作権は朝日学生新聞社に帰属します